6.世界の中心でエコを叫んだけもの。[もコラム](12/31 22:04)


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 世の中、エコエコ、エコエコ。きみたち、そんなにエコエコアザラクがみたいの? とも突っ込みたくならんばかりの世相である。

 なんにつけても算出される二酸化炭素排出量。やれ○kg削減だ、やれブナの木年間吸収量○本分だ。意味ワカランちんだよ。そもそも二酸化炭素排出量って、どうやって算出してるんだろうか?

 レジ袋は、1枚の製造時に30g、焼却時に31gで合計61gの二酸化炭素が排出されるらしい。だからって、1枚使わないと61g削減っていえんのか?これ。だって、レジ袋はすでにレジの下にいっぱい入ってるじゃん。レジ袋を使う量を減らすよりも、まずは製造量を減らさないといけないんじゃないの? まずは使用量を減らして、それに応じて製造量を減らすとかって根本的解決?

 あと、飛行機より新幹線のほうが二酸化炭素排出量が少ないから、新幹線を使いましょうっつってる人もいる。約10分の1くらいらしい。東京大阪間で、二酸化炭素排出量は飛行機が約48kg、新幹線が約4.8kgだそうだ。おいおいと。新幹線に乗ったって、飛行機はとぶんでしょ? むしろ乗らない方が、空席があったほうが、無駄に二酸化炭素を排出しちゃうことになんないの? その便が欠航ってことなら話は別だが。それともなに、ま、まさか機内ででるあのゆずジュースにすごい二酸化炭素が含まれている?んなこたーないだろう。

 エコという言葉の前に、だれしもおどらされてたりしなきゃいいけど。昨今の世の中、人を殺したときに「誰でもよかった」とかいう人が多かったが、今後は「エコのため」という人が出てくるかもしれないよ、これ。しかし、それは間違っているのである。日本人一人あたりが年間排出する二酸化炭素は約10t(2006年時点)。京都議定書にしたがって、1990年の11億4400万tを基準として6%減らすには、1億9864万tを減らさないといけない(*)。1987万人分である。ひとりやふたり殺したところでエコにはならないので、人を殺すのはやめましょう。

 だからといって、1987万人死んだところで、二酸化炭素排出量がそんなに変わるわけもないだろうし。本当におれらがやってることって、「環境」のためなのか、それとも「環境税」のためなのか。

 それでもおいらは、地球を、世界中の存在を愛していると叫んでやまない。


※この記事、2008年9月28日から書いていたので話題がところどころタイムリーでないですよ。注意してくださいね。

*)二酸化炭素削減量の計算方法


観た映画

アイデン&ティティ

 宮藤官九郎好きの友人が貸してくれた、青春ロック映画。クドカンってとこに引っかかって借りるのを一瞬、断ろうとしたのだが、原作がみうらじゅんということを思い出し、即借用。なんと監督は田口トモロヲであり、なんとなくうれしくなる。中身も、みうらじゅんらしい青いストーリー展開がたまらない作品となっていた。

 バンドブームの最中。主人公の中島は、「悪魔とドライブ」という曲でスマッシュヒットを飛ばしたバンド、SPEED WAYのギタリスト。ロッカーとして、男として、道が見えない中島の前に、伝説のフォークロックミュージシャンのボブ・ディランが現われる。SPEED WAYは、バンドブームを生き残れるのか、そして中島は本当の「ロック」という「生き方」を見つけることができるのか。

 麻生久美子演じる主人公の彼女がいるんだけども、このキャラクターが主人公の精神的な支えとなっている。聖母のようで、かわいくて、自立していて、よき理解者で。。みうらじゅんらしい、理想的な女性像。理想的すぎてちょっと現実味がない。なんか最終的に中島の頭の中にいるだけとか、そんなオチじゃないかと勘ぐっちゃったくらいだよ。この作品は、バンドブーム世代の自己満足(良い意味で)といえる作品であり、このキャラもその産物なのだろうなぁ。

 この作品の中では、多くの場面で選択を迫られる主人公がいる。自分の信念を曲げて、空気を読んで、流れに乗って、それをすることも正しいことかもしれない。でも、それで本当にいいのか? 客観的によく考えなければいけないと再認識させてくれる作品だ。


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