映画(洋画) - 4 『Ray』
2005年03月20日
今回の作品レイ・チャールズというと、思い出すのが「ウィー・アー・ザ・ワールド」。アフリカの飢餓救済のために、ボブ・ゲルドフの掛け声の下多くのミュージシャンが集まって一枚の素晴しいレコードを製作。そこには、ロックもソウルもカントリーも・・ジャンルを超えた一流のミュージシャンがクインシー・ジョーンズの指揮の下A&Mスタジオに集まり、感激的名曲となった。スティービー・ワンダー、ボブ・ディラン、マイケル・ジャクソン、ブルース・スプリングスティーン、ダイアナ・ロス、ウィーリー・ネルソン、ビリー・ジョエル、シンディー・ローパーなど、その時期(1985年ごろ)のべストアーティストたちが集合してのもの。私なんかも仲間同士で会うと、ついつい「ウィー・アー・ザ・ワールド」ごっこみたいに役を決めて歌っていたもの。
この曲の中でのレイ・チャールズはとっても素敵で、そのドキュメンタリーヴィデオの中で、クインシー・ジョーンズが語る一説に「レイが歌えばその歌はスタンダードだし、ピアノの前に座れば拝みたくなるような神業師。プロ中のプロだ。」という一説が語っているように、本当に多くのミュージシャンの神のような存在となっている。
当時、私も新宿住友ビルB-1にあったK&Tレコードという輸入版専門店におり、その頃の好きなミュージシャン、レオン・ラッセル、ジェームス・テイラー、ヴァン・モリソン、ボニー・レイトなどが師として尊敬していたことも覚えている。
そして、今回の「レイ」が公開され、これは見なくっちゃ、はたしてどんな師なのか、どんな神様なのかと・・・・。
そんな神様が、ナーンだ人間なんだというのが印象。
レイ・チャールズの不遇の時代、といってもその才能は素晴しく、人まねでない自分のオリジナルを作って成功していく。女ったらしで、彼女を作ると曲ができ、彼女にふられて曲が出来、結構調子の良いおっさん。自分で自分を売っていく商才もあり、小さいときの家庭環境から覚えた人を疑うことも知り、そして何に対しても前向きに、貪欲に。人間味のあるレイおじさん。
そんなおじさんも、いろいろなトラウマから逃れられず、薬へとおぼれていく。ジミー・ヘンドリックス、ジャニス・ジョップリンなど素晴しいミュージシャンは、薬浸けになって死んでいく。しかしレイはそれを克服し、その後の活躍へと突き進んでいく。何だレイも神様じゃなくって普通の人間じゃん。なんて思ってうれしかった。
とにかく、レイの数々のヒット曲が画面をところせましと暴れ周り、座っているおけつがもぞもぞと動き始めてしまうほど。話としては、凝縮しすぎているけれど、2時間ちょっとでレイの総てが描けるわけでもないし…。音楽はもう最高!特にジェイミー・ホックスが、本当にレイそっくりで、思わずドキュメンタリ映画を見ているとの錯覚に陥りそう。若き日のクインシー・ジョーンズも出てきてとっても楽しかった。
そうそう、やっぱり「わが心のジョージア」は名曲ですね。ん。
- Ray 公式サイト
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