映画(洋画) - 5 『オペラ座の怪人』
2005年05月01日
今回の作品ミュージカルの映画というと、どうしても「んーー」とおもってしまう。
とは言っても、今まで見たミュージカル映画を考えてみると、面白い物ばかり。ジュリー・アンドリュース主演の『サウンド・オブ・ミュージック』『メリー・ポピンズ』をはじめとして、『ウエストサイド物語』(ジョージ・チャッキリスがよかったねぇ)『キャバレー』(ライザ・ミネリがこれまた最高)『オール・ザット・ジャズ』『コーラスライン』そして最近では、時間つぶしのつもりで、たまたま見た『シカゴ』。スゴーく良かった。なんて書いてくると、何でミュージカル映画に対して二の足を踏んでいたのかがわからない。もしかして、タモリのせい?
何はともあれ、『オペラ座の怪人』。これでもかの宣伝と、これまでかの風聞に後押しされいざ映画館へ。
オペラ座の思い出の品々のオークションシーンから始まる導入部。モノトーンの画面からは、廃墟と化したオペラ座が。そこに華やかしころを思い出させる、あのシャンデリアが出品される。そこに一陣の風が。この風がタイムマシーンとなり過去の絢爛豪華な煌びやかなオペラ座へと誘ってくれる。思わず座席から乗り出してしまいオペラ座の舞台へと引き込まれていく。
そういえば、この暗から明へというのは高校時代に見た歌舞伎の舞台。そのうちの一つの演目「藤娘」。この舞台は素晴らしかった。客席も舞台も総て真っ暗闇。観客のひそひそ声も聞こえなくなり、シーーーンとなったその時、舞台がパーーーット光り輝き、そこには豪華衣装をまとった藤娘(尾上梅幸)が・・・。いやー今まででもこれほど感激した事はないだろうと思い出すぐらいの素晴らしさ。もっと舞台を見に行かないと、とちょっと反省しながらスクリーンの中へと引き込まれていく。
とにかく、煌びやか。舞台セットの金銀ギラギラはもちろん、衣装がこれでもかというぐらいに絢爛豪華。それもそのはず、衣装担当のアレキサンドラ・バーンは、あの「エリザベス」も手がけた、この時代の衣装に関しては天下一品。1870年のパリのオペラ座そのものに入り込んだような気にさせてくれる。とくに仮面舞踏会のシーンでは、黒と白を基調とした衣装を着た踊り手たちの中から、我こそは仮面の王様とばかり、真紅の衣装に、白マスクのファントムが颯爽と現れる。うまい。すごい。そしてこの煌びやかな世界と正反対の暗くじめじめとしたファントムの住処。そこへ行くまでの地下の道。暗黒の館。フムフムなかなかやるじゃんと思いつつ、思わず身を乗り出してしまう。また、クリスティ役のエミーロッサムが、若きヒーローと孤独な怪人の恋の狭間での感情をうまく演じており、とっても可愛い。もちろんアンドリュー・ロイド=ウエーバーの音楽は何時までも耳の中で鳴りつづけ・・・・・。ラストシーンへと。スピルバーグの「シンドラーのリスト」黒澤明の「天国と地獄」に匹敵するような仕掛けが。
と、まあ、やっぱりミュージカルって面白いなーと思ってしまったのでした。めでたしめでたし。
- オペラ座の怪人 公式サイト
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