「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を読んで。
2004年09月13日

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題名

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (はりー・ぽったーとふしちょうのきしだん)


著者

J.K.ローリング, (J. K. Rowling)


読了日

2004/9/7


内容紹介

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ASIN:4915512517:image#小説ハリー・ポッターシリーズの第5作目小説ハリー・ポッターシリーズの第5作目

(このレビューは、同タイトルのハードカバーのレビューから転載されています。 )

ホグワーツ魔法魔術学校5年目の新学期を目の前にして、15歳のハリー・ポッターは思春期のまっただ中にいる。なにかというとかんしゃくを起こしたり、やつれそうなほどの恋わずらいをしたり、強烈な反抗心でいっぱいになったり。鼻持ちならないダーズリー一家と過ごす夏は、相変わらず腹の立つことばかりで退屈きわまりなく、しかもこの休み中は、マグルでない級友たちと連絡をとる機会がほとんどなかった。ハリーはとりわけ、魔法界からなんの知らせもないことにいらついていた。復活したばかりの邪悪なヴォルデモート卿がいつ襲ってくるかと、気が気ではなかった。ホグワーツに戻れば安心できるのに…でも、本当にそうだろうか?

J・K・ローリング著「ハリー・ポッター」シリーズの5作目は、前の年に経験した一連のできごとのあとすっかり自信を失った若い魔法使いハリーにとって、大きな試練となる1年間を描いている。ハリーが3大魔法学校対抗試合でヴォルデモートと痛ましくも勇敢に対決した事件は、どういうわけか、夏のあいだに広まったうわさ話(たいていの場合、うわさ話の大もとは魔法界の新聞「日刊予言者新聞」だ)では、彼をあざ笑い、過小評価するネタになっていた。魔法学校校長のダンブルドア教授までが、ヴォルデモートがよみがえったという恐ろしい真実を公式に認めようとしない魔法省の取り調べを受けることになった。ここで登場するのが、忌まわしいことこのうえない新キャラクター、ドロレス・アンブリッジだ。ヒキガエルを思わせる容姿に、間の抜けた作り笑い(「ヘム、ヘム(hem, hem)」と笑う)が特徴のアンブリッジは、魔法省の上級次官で、空きになっていた闇の魔術に対する防衛術の教授職に就任したのだ。そして、たちまちのうちに魔法学校のうるさいお目付け役となった。ハリーの学校生活は困難になるばかり。5年生は普通魔法使いレベル試験の準備のために、ものすごい科目数をこなさなければならず、グリフィンドールのクィディッチ・チームでは手痛いメンバー変更があり、長い廊下と閉じたドアが出てくる鮮明な夢に悩まされ、稲妻型の傷の痛みはどんどんひどくなり…ハリーがいかに立ち直れるかが、いま厳しく試されているのだ。

『Harry Potter and the Order of the Phoenix』は、シリーズ前4作のどれより、大人への成長物語という意味あいが強い。これまで尊敬していた大人たちも過ちを犯すことを知り、はっきりしているように見えた善悪の境目が突如としてあいまいになるなかで、ハリーは苦しみながら大人になっていく。純粋無垢な少年、『賢者の石』(原題『Harry Potter and Sorcerer's Stone』)のときのような神童はもういない。そこにいるのは、ときにむっつり不機嫌な顔をして、しばしば悩み惑い(とくに女の子について)、いつも自分に疑問を投げかけてばかりいる若者だ。またもや死に直面し、信じられないような予言まで聞かされたハリーは、ホグワーツでの5年目を終えたとき、心身ともに疲れはて、すっかり暗い気分になっているのだ。いっぽうで、読者は本作でたっぷりエネルギーをもらい、このすばらしい魔法物語シリーズの次回作が出るまでの長い時間を、またじりじりしながら待つことになるだろう。(Emilie Coulter, Amazon.co.uk)


評価 (★5個で満点)

★★★★☆ (4点)


感想

 私は以前にも書いたように、劇場にハリー・ポッターを見に行くくらいハリー・ポッター好きです。

 もともと、小説版のほうから入ったんですが、最初のイメージと違いなかなかミステリしているんですよ、この作品は。

 伏線をきちんと張っておいて、それを最後にもって来る。それをシリーズ間でもやっているからたまらない。三谷幸喜の「赤い洗面器」の話がいろいろな作品に出てくるみたいなうれしさがありますよ(ちょっと違う)。

 魔法だからできる!という強引なものももちろんありますが、それはそれでまたこの作品の魅力でもあります。

 1巻〜4巻等はハリー・ポッターは「神童」のように扱われていて、ヒーローのような位置でした。絶対的な安心感があったんです。

 しかし今回は、「ハリーは自分たちにとっても身近な存在で同じ人ですよ」というのが前面に押し出されていて、反抗期の自分の妹を見ているようでイライラします。

 それでいて、やっぱりヒーローなんです。最終的にはハリーはやっぱり「特別」な存在なんです。で、その特別ということにもイライラしたりして。まさに、尾崎豊現象みたいな。この現象は、世界中で共通なんだななんて思ったりもしましたよ。

 で、恋愛とかもあるんですが、その相手がチョウ・チャンという子なんです。「ハーマイオニーじゃないの?」と思う方も多いと思いますが、そっちはそっちであるんですよ。

 なんかこの組み合わせは、あだち充の「H2」で比呂とひかりがくっついて、秀雄とはるかがくっつきそうになるときと感じがして、ちょっぴりがっかり。まぁこの恋の行方は××なんですけど。

 あと、以前から言われていた「主要キャラが死ぬ」のと「ある秘密があかされる」という点ですが、これはたいしたことはなかったです。いや、たしかに悲しいのは悲しいし、驚きは驚きなんですが、それはストーリーの味付け程度。皆さんが予想できる範囲内にすべてはあります。

 結論としては、1〜4巻に比べてはワクワク感は少ないです。ただ、ドキドキ感は1割増。さらにイライラ感と読了感は増量中、というものですね。

 あと、ロンの妹ジニーの活躍っぷりにこうご期待!

 ちなみに、このシリーズで私が注目しているのは「最後はどう収束させるのか」というのと「だれとだれが恋をするのか」というものですし、このシリーズの最大の魅力は「キャラクター」と「ファンタジー」だと思ってます。


りゅういち的配役

  • いつもの3人:いつもの3人
  • いつもの人々:いつもの人々
  • アンブリッジ:ムーミン谷のミー、もしくは黒柳徹子か?
  • チョウ:なんか4作目で決まっているらしいど、外国人の選ぶアジア人ってあまりかわいくないんだよなぁ…なんか、チャーリーズ・エンジェルの(湖の上を走ったり、自転車でビル登ったりしたあとにビール飲む)あの人みたいなのが美人らしいからなぁ…チャン・ツィイーみたいな子供はいないのか?日本人なら鈴木杏とか。
  • ニンファドーラ:なんかなかなかいいキャラです。風貌が簡単に変わっておっちょこちょいで。クリスティーナ・リッチあたりがかわいく演じてください。


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