「ミリオンダラー・ベイビー」見たこととか。
2005年06月26日

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 さてさて、一月ちょいぶりの近況報告などです。残業もちょくちょく増えてきて、会社って1日中時間取られるな...こりゃ、世界第二位の経済大国になりますよホント。


ミリオンダラー・ベイビー見てきました。

 おもしろい映画でした。いや、おもしろいことはおもしろかったんだけど、ちっと物足りない感が残る映画でした。

 モーガン・フリーマンの演じるスクラップ視点から語られる話である、という設定だからなんだろうけど、周辺情報が少なく謎の部分が多くて、「そこに何か大きな仕掛けがあるのだろうな…イーストウッドっ!おれの目をごまかそうなんて10年早いぜっ!」と、人生の大先輩に心の中で毒づいていたのですが、その辺にはまったく触れずに終わります。やられたぜっ!というかその部分は伏線じゃなかったのね;

 ターミナルのときも書きましたが、誰かがだんだん認められていく映画は好きです。なので今回もヒラリー・スワンクがどんどん強くなって、クリント・イーストウッドや、多くの人に認められていく課程がとてもおもしろく、ウキウキした気分でみていました。で、終わりごろにただの成功物語に終わらない仕掛けが待っているのです。

 あのあたりがちょっと宗教(特にキリスト教)的というか、イーストウッドの「死」に対する考え方を提示しているというような雰囲気になってきてちょっとそこで感情移入が終わったというかなんというか、そこから客観的に映画を見るようになってしまいました。

 アメリカ人は最後までおもしろく見ていられるのではないかと。「アメリカン・ビューティ」でもそう感じたのですが、日本人(というか自分?)は感情移入できない部分がでてきてしまうんですよね。ヒラリー・スワンクの演じるマギーの年齢が32、33歳という設定もなんかピンとこなかった。(しかし、ヒラリー・スワンクの実年齢も31とわ。「ボーイズ・ドント・クライ」は6年も前なのか…)

 最近思うことは、「スパイダー・マン」とか、「スター・ウォーズ(新3部作)」とか、「ロード・オブ・ザ・リング」とか「マトリックス」とかのポップコーン・ムービー的な映画のほうが好きかもしれない…。

読んだ本

 いやー、ほんと通勤電車では本が読めすぎる…。あらすじとかはURL先を参照してみてください。

煙か土か食い物 (舞城王太郎)

煙か土か食い物
ASIN:406274936X:image:small#作品情報作品情報
  • ★★★★★
  • 読んだことのない疾走感のある本。雰囲気も独特。主人公がカタカナで英語しゃべりまくり。こちらが推理すらできない(というか推理する暇さえない)難解さ。おれは、こういう作品好きです。

ダレカガナカニイル… (井上夢人)

ダレカガナカニイル…
ASIN:4062739496:image:small#作品情報作品情報
  • ★★★★☆
  • SF恋愛物語。「いま、会いにゆきます」より前にタイムパラドックスの手法を用いた恋愛作品があった(ホントはもっと昔にあるのだろうな…)。宗教を扱っているにも関わらずさわやかに、そして悲しく仕上がっている。

葉桜の季節に君を想うということ (歌野晶午)

葉桜の季節に君を想うということ
ASIN:4163217207:image:small#作品情報作品情報
  • ★★★★☆
  • 普通のハードボイルドノベルと思いきや、作品の最初からの叙述トリックにだまされまくりの作品。そのからくりを知ると、これまでの世界観(作品中もリアルな世界でも)ががらりと変わります。

天使の囀り (貴志祐介)

天使の囀り
ASIN:404873122X:image:small#作品情報作品情報
  • ★★★☆☆
  • 確かにきちんと調べられている(のかな?)作品なんですが、貴志祐介の作品で期待していただけに肩透かしをくらったかも。あまり怖くなかったです。不気味なことは不気味なんですが。

硝子のハンマー (貴志祐介)

硝子のハンマー
ASIN:4048735292:image:small#作品情報作品情報
  • ★★★☆☆
  • 貴志祐介には珍しい本格的推理もの…なのかな??密室殺人を防犯コンサルタントがといてゆくというイレギュラーな設定はあるものの正統派。最初の事件の部分の文章と、最後の真相の部分の文章がリンクしていて、なるほど真相がわかるとまったく違った意味で読めるのはおもしろいけど、やっぱり貴志祐介を期待しただけに肩透かしかな(こういう固定観念が作者にとっては迷惑だろうけど;)。

わがふるさとは黄泉の国 (半村良)

わがふるさとは黄泉の国
ASIN:4150300631:image:small#作品情報作品情報
  • ★★★☆☆
  • 福井晴敏の「戦国自衛隊1549」公開記念ということで、原案の方を読んでみました(千葉真一の「戦国自衛隊」の原作の方ね)。まぁ、戦国自衛隊を含む短編集なんですがちょっと物足りなかったか。最終的にはSF的なまとめか〜というような。

理由 (宮部みゆき)

  • ★★★★☆
  • これはおもしろい作品でした。インタビュー形式で進められていくという手法と、その事件の内容がマッチし、さらに話す人によって様々な視点から事件をみることになる。今のマスコミが抱える問題を内包しているかのような作品でもある。みんな自分の中ではそれが真実なんだろうけどね〜、という問いかけ。大林宣彦の映画も見てみたくなっちまったよ…。

 感想書くのって結構大変ね…1時間半かかったよ…。


その他

エンジン
ASIN:B0009616XK:image:small#作品情報作品情報

 うーん、特に書くことないかな。あ、月9の「ドライブ」はみるとおもしろいですよ。んでわまた一月後…

*) 「ドライブ」って...「エンジン」ですた...orz (6/27追記)


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