りゅういちの活字依存症(2001年4月)
2001年04月30日
■りゅういちの活字依存症(2001年4月)
過去に読んだ本で、感想とか残っていたものをついでなんでアップしようかと思います。(2006年4月)
- 2001年4月:3冊
- 2001年累計:9冊
■オルファクトグラム (井上夢人)
ぼくの鼻は、イヌの鼻。類書無き嗅覚サスペンス!
ぼく片桐稔は、ある日、姉の家で何者かに頭を殴られ、一ヶ月間意識不明に陥る。
目覚めた僕は、姉があの日殺されたと知らされ、そして、鼻から「匂い」を失ったかわりに、とてつもない嗅覚を宿すことになった。
姉を殺したヤツは同じ手口で次々と人妻を手にかけていき、ぼくは―。
斬新な発想で独自の世界を築き続けてきた著者が、満を持して放つ、新たな衝撃作。
(帯より引用)
- ★★★★
- この作者の作品を見るのは初めてでしたが、かなりの面白さでした。嗅覚が視覚となってみえるようになるといった発想がすごい。また、そういったテーマをもちながらきちんとミステリーもしているので、一度にたくさん楽しめる? 見ても損は無いはず。
- BS-i でドラマ化されたらしい(2006/4/30追記:WOWOWかな?)
■クリムゾンの迷宮 (貴志祐介)
血で血を洗う惨劇のゼロサム・ゲーム。
『黒い家』の俊英が、日本ホラー界の新たな地平を切り拓く書き下ろし最新作
(帯より引用)
- ★★★★
- これをみると、人間の怖さが見えてくる。いざという場合、自分はどの人にあてはまるのか。いろいろなアイテムや、よく調べられている環境なども読んでいてリアルである。また、書体でも恐怖をはじめて感じた(斜めの文字)。
■砂のクロニクル (船戸与一)
上) 民族の悲劇、独立国家の樹立を求めて暗躍する中東の少数民族クルド。
かつて共和国が成立した聖地マハバードに集結して武装蜂起をたくらむ彼らだったが、直面する問題は武器の決定的な欠乏だった。
クルドがその命運を託したのは謎の日本人”ハジ”。武器の密輸を生業とする男だ。
”ハジ”は2万梃のカラシニコフAKMをホメイニ体制下のイランに無事運び込むことはできるのか?
下) 機は熟した。運命の糸に操られるかのようにマハバードには様々な人間が集まっていた。
革命防衛隊副部長の、ガマル・ウラディ、隊員のサミル・セイフ、クルド・ゲリラのハッサン・ヘルムート、過去を抱えた女シーリーン、そして二人の”ハジ”も。それぞれの思惑が絡み合い、マハバードは今、燃え上がる―
冒険小説の第一人者が渾身の力をこめて描く壮大なる叙事詩。山本周五郎小受賞作。
- ★★★★★
- 最高に面白く、長さを感じさせない作品。壮大でもある。また、イランなどの当時の情勢もわかって勉強になる。日本で平和にうだうだ無宗教で暮らしているぼくには、理解しがたい部分もあるが向こうではそれが常識だと考えると不思議な気分になる。
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