秋の夜長に、博士の愛した数式をときながら、夜のピクニックでもしませんか??しませんよわたしゃ。
2006年10月08日

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 私は腕時計をもっていない。時間に縛られたくないんでね(と、全盛期のそりまちたかしくんが言っていたのをまねしている)。

 まぁ、冗談はともかくとして。手首に何か巻きつけてあると、とても気になって眠れやしない(というか寝るときははずすよね)ほど違和感があるのと、時間を気にするのはめんどいなーという性格であるため、腕時計をする習慣もなく、もっていないのである。

 ところで、最近気づいたのだが、おいらは時間に少しルーズらしい。8時に待ち合わせの場合は、あくまで8時「くらい」につくおいら。会社には、フレックスタイム+5分に出社するおいら。あらためて書くとダメにんげn、あ、あれだ、「だめんず」だなぁ。

 これはきっと、腕時計が無いからに違いない。いくら自分の一生の時間が、宇宙の時間から相対的にみれば取るに足らないほんの一瞬の出来事であろうとも、大切にしなければ。よし、腕時計を買うぞっ。どうせ買うなら、シティ・ボーイである自分に似合う、オサレなヤツがいいなぁ。

 ちなみに、あくまでシティ・ボーイであって、シティ・ボーイズではない。大竹とか斉木とか、常にブレイク中のきたろうとかは関係ないのである。まぁ、シティ・ボーイズでもいいや。

 話がそれたが、オサレな時計がほしい。そこでオサレな時計を考えてみた。「こんな時計は、タマネギでも刻んでろっ」っておれは鉄拳かーー(ひとり突っ込み)

 で、考えたのは、年を刻む時計。これは星真一のエッセイ本にあったアイデアなのだが、一周で一年を刻む時計である。短針が90度回転すると四半期経過、180度で半年経過といった具合である。長針は一周で月を刻む。秒針にあたるのは日針で、一周で一日を刻む。どーよ、こんな腕時計、どーよっ??

 そして、ふと思うのである。こんなアバウトな時計で、自分の時間にルーズな性格が直るのだろうかと。


読んだ本

博士の愛した数式 (小川洋子)

博士の愛した数式
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博士の愛した数式
ASIN:B000C5PNV4:image:small#映画版映画版
  • ★★★★

 80分しか記憶がもたない「博士」と、シングルマザーな家政婦「私」と、その息子「ルート」のホンワカ幸せストーリー。根本には、博士の記憶が80分しか持たないという悲劇が見え隠れしているのだが、ちょっぴりユニークな文章と、渡る世間に鬼はない世界観というオブラートに包まれており、その設定さえも単なる味付けに過ぎないような感覚さえ覚える。

 とにかく、この作品はあらゆる愛にあふれている。「博士」の「数学」に対する愛をはじめ、それぞれの人物に対するそれぞれの愛。こんなに愛にあふれた作品とはめったに出会えないだろう。

 また、似非理系の私にとっては、「なるほどねー、フムフム」とわかった振りしてうなずきたくなるような数学の知識の数々。数学的な意味と日常が重なり合う気持ちよさ。素数、友愛数、完全数、オイラーの公式、フェルマーの最終定理などなど、非日常が日常とつながる面白さ。

 最初から最後まで(記憶が確かなら)登場人物の固有名詞は一切出てこない。感情移入しやすく、誰でも主人公になれる。これもこの作品の魅力だろう。

 余談だが作者の阪神タイガースへの愛も見え隠れしている。この作品は純文学でありながら、十分にエンタテインメント性を持った快作である。

 気になったのは、博士の80分の記憶がどのように忘却されるかである。80分間隔で完全に記憶をなくした時点に戻るのか(リセットされるイメージ)?それとも、古い記憶から徐々に消されていくのか(古いものから削除されるイメージ)?前者では80分ごとに初めましてだが、後者では、80分後でも、79分前の出来事は覚えているわけであり、かろうじて記憶の連続性は保たれている(ただし、80分丸まる空白だと、はじめましてになる)。自分は、「夕方が一番好きな時間」とかの記述からおそらく後者だと思って読んでいたのだが、あってるよね。。??

 ご存知のとおり、この作品は映画化されている。博士役に寺尾聡、私役(あ、杏子役って名前があったよ。。)に深津絵里。すばらしくぴったりな配役である。監督に「雨上がる」の小泉堯史。小説の長さも、読みやすい長さ。2時間くらいにうまくまとめられそう。これはもう、DVDを買うしかないと思う今日この頃であった。

 ちなみに本作は、第一回 2004年本屋大賞受賞作品。「夜のピクニック」は、第二回 2005年本屋大賞受賞作。なかなか本屋大賞いいねっ。第三回 2006年本屋大賞は、、リリー・フランキーの「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」か、、みてみっかなー。


観た映画

夜のピクニック

夜のピクニック
ASIN:B000HA4W2U:image:small#作品情報作品情報
夜のピクニック
ASIN:4101234175:image:small#原作原作
  • ★★★

 もう、おいらは心に決めた。原作付の映画は、原作から先に読まないと。原作を読んでから、映画を観ると、がっかりしないことがほとんどない(「ALLWAYS 三丁目の夕日」などの例外もあるが)。

 本作は、配役、雰囲気などはとてもよくできているのだが、どうも余計な手を加えすぎていた。そして、その分、大事な部分が抜け落ちていた。元々の原作から、エピソードを抜いてまで、馬のお面の兄弟や、謎の美術部(?)や、多くの劇中劇を入れる必要があったのだろうか。その分、融と忍、貴子と美和子の友情っぷりや、歩行際の過酷っぷり、たわいのない会話の青春っぷりなどが抜け落ちている。要は、キャラクターの「気持ち」や「考え方」が見えないのである。

 特に、なぜ融が忍と走ると決めた描写が雑。忍の良いやつっぷりがあまり伝わってこないまま、一緒に走ることにしちゃった。あと、美和子の恋愛話とか、水平線の話とか。大事なエピソードや何気ないエピソードが積み重なってこそ、ラストの幸福感があるわけで。お昼ごはんの時の会話や、仮眠中のシーンとした体育館での会話、歩いているときの会話などにも違和感があった。ザワザワしているところで話すから「あの人は知っているけど、この人は知らない話」があるわけで、みんなに聞こえてちゃ意味ないじゃーん、と思ってしまう。隣のグループの話が聞こえないくらいのザワザワ感がほしかった。原作と同じ世界観の構築に失敗しているのである。

 きっと、本作は、映画を観て原作を見ると、非常に面白いだろうと思った。よって、冒頭の決意表明をしたわけである。映画を別物として考えれば、なかなかの青春物だろう。ただ、原作よりも愛が足りなかったなぁ。

 役者は、喰始、、じゃなかった多部未華子(貴子役)と石田卓也(融役)のツートップは言うことなしだった。多部ちゃんは、なかなか可愛いし、いま、ちょうどヤマザキの中華まんのCMにでてたし、これからの注目株。郭智博(忍役)は、友人以外に結構ぶっきらぼうなのが気に障った。忍はもっといいやつだっつーの、たぶん。。あと、貫地谷しほり(梨香役)が目立ってた。序盤は「こいつが主人公かよっ」というつっこみさえ入れられるほどの目立ちっぷり。なんか別格。あと、柄本佑(高見役)は、なかなかがんばっていた。小説の中で、かなりのぶっ飛びっぷりを発揮していたキャラクターだったが、何とか形になっていた。でも、KISSっぽいエピソードは意味不明。ちなみにこの子、柄本明の息子らしい。柄本明というと思い出すのは、志村けんとの芸者コントだが、今はまったく関係ないので触れないことにする、というか触れちゃったよ、オイ。役者は前述どおり、配役もよかったので文句なし。

 世界観作りには失敗していたのだが、雰囲気作りはなかなかだった。特に音楽の力が大きい。挿入されていた音楽は風景と状況にあっていた。心地よかった。まぁ、つまりは音楽はよかったってこと。

 配役で★ひとつ、役者のよさで★ひとつ、音楽のよさで★ひとつ、ってとこ。

ピクニックの準備
ASIN:B000H307J4:image:small#スピンオフスピンオフ

 関連作品に「ピクニックの準備」というものがあるらしい。これを観れば、余分なサイドストーリーも楽しめるのかしら??本編がDVDで出るときにデラックスパックとかで一緒に入ることを祈りつつ、とりあえず、購入保留。


聴いた音楽

 Panasonic の D-Snap を買ってからというもの、なんだか、音楽CD衝動買い症候群にかかってしまったようだ。とりあえず、相対的音感が人一倍優れている自分の感性を信じて、Amazon.co.jp のオススメをどんどん買っている。最近購入したのは、JUDY AND MARY の「FRESH」と YUKI の「WAVE」と、夏川りみの「SINGLE COLLECTION Vol.1」なのである。

 ところで、フルアルバムって何だ??アルバムっていろいろ種類あるけど、なんとなくわかるものが多い。でも、フルって、何がフルなんだろう。。

  • コンピレーション・アルバム
    • なんかオムニバスっぽいっつーか、テーマを決めて、そのテーマに沿った曲が入ってるみたいなアルバム。
  • ベスト・アルバム
    • シングルコレクションみたいなやつ。すでに発表済みの曲のかき集め。お買い得感あり。
  • コンセプト・アルバム
    • あるコンセプトにそって創ったアルバム。コンピレーションとは違って、曲はそのアルバムのコンセプトのために創るのかな?
  • フル・アルバム
    • ??

時間がメディアの容量のいっぱいいっぱいまで使われている??曲が全部(どの単位で全部なのかもわからんが)入ってるとしても、ベスト盤との違いは??あと、テレビとかで、「ファーストアルバム」「セカンドアルバム」「サードアルバム」とはいうけど「フォースアルバム」とか「フィフスアルバム」とかは言わずに、通算x枚目のアルバム、というのはなぜ??まぁ、どーでもいっか。

 そーいえば、JUDY AND MARYを購入したので、このままだと、ヒスなんちゃら・ブルーとか、ブリほにゃらら・グリーンとか、お勧めされちゃうなぁ、なんて思ったが、そうでもなかった。

 あっ、ブルーとグリーンがいたっ。「ボニー・ピンクっ」「ヒステリック・ブルーっ」「ブリリアント・グリーンっ」あと二色だー。レッドは必要不可欠だから、あとは

レッド and (ブラック or イエロー)

ってとこだな。。レッド吉田と、ザ・イエローモンキーかな。。もうちょっとさがしてみるか。音楽戦隊候補を。

 まぁ、話はそれたが、とにかく、たくさん買っているのである。なぜなら、SD-Jukeboxのミュージックソムリエ機能の印象マップが面白いからなのである。

 このマップ、右上と左下には配置されづらい。なぜなら、ハードで静かな曲、ソフトでにぎやかな曲、というのが通常ありえない。そこに配置される曲を日々捜し求めているのである。

 ちなみに、配置には結構特色がある。

  1. 中心やや左下は、宇多田をはじめとした、R&Bが配置されやすい
  2. 中心やや右上〜中央は、JUDY AND MARYなどのJ-POPが多い
  3. 中心やや右下には、アンジェラ・アキのバラード系とか、あとはなつかしのフォークソングがひしめき合っている
  4. 中心やや左上は、ビッグバンドジャズのような曲が見受けられる
  5. 右下には、エンニオ・モリコーネの映画サントラがいっぱい

これ面白いから、また曲が増えたらマップ載せるぜっ。SD-Jukebox使ってる人は、自分のマップをサイトにアップしようぜっ。ちょっぴり恥ずかしいけど、他人と比較すると面白そうだぜっ。


参考サイト


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コメント

極東 (2006年10月10日 12:39)

おぉ、ミュージックソムリエ機能、超たのしそうだぜ…orz
悲しくなるぞ、コンチクショー。

で、腕時計買うの?(ネタですか?)
その話題には凄い勢いで喰らいつく、腕時計大好きっ子のワス。
もし買うなら、要望通りのシティ・ボーイにぴったりな時計を探しますぜ…。
(ちなみにワスは先日、また1本時計を買いました。)

むむ。今日は時間が無いので、全ての話題に突っ込み切れず。
それではまた。

モコ (2006年10月11日 00:31)

> おぉ、ミュージックソムリエ機能、超たのしそうだぜ…orz
超楽しいぜっ 無駄に音楽CDをいっぱい買っちゃうぜっ
そして、口笛を吹いてしまうぜ。。(シュビダー(口笛音))


> で、腕時計買うの?(ネタですか?)
マジで買うかもしれませんぜ、、へっへっへ。
つーか、マジで年時計の機能がついた時計って無いのかね。
時間ってのは諸行無常の響きがありまくりだからよっ
それを肌で、というか腕で感じたいわけだぜっ

極東 (2006年10月11日 12:38)

>つーか、マジで年時計の機能がついた時計って無いのかね。
あったとしても、果たして腕に付ける必要はあるのだろうか…?
日に何度も見ないじゃーん。
むむ、よく考えたら、それはカレンダーを腕に付けているのと一緒じゃないか!
やられたぜ…。

まぁ、デジタル時計を日付表示にしたまま付けてるようなもんか。

モコ (2006年10月13日 02:03)

> むむ、よく考えたら、それはカレンダーを腕に付けているのと一緒じゃないか!
> まぁ、デジタル時計を日付表示にしたまま付けてるようなもんか。

いやいや、これはアナログな時計で無いとオサレじゃないのよね。
時間の過ぎ行く無常さをはっきりくっきりのデジタルな
表示じゃ味わえないぜ。。
アナログの曖昧さと、パッと見のわかりやすさで、
「あぁ、もうこんなに過ぎているのか。。」となりたいのだ。

あ、「寿命時計」みたいのもあったらちょっと面白いかも。
でも、ちと怖いな。。どんどん頂点にちかづく短針を
見ているだけで、泣きそうになるかもしれない。
この時計をつけていれば、人生必死に生きる気になるかもね。

極東 (2006年10月13日 22:46)

>あ、「寿命時計」みたいのもあったらちょっと面白いかも。
ほほぅ。年時計で諸行無常の響きを感じ、
寿命時計で盛者必衰の理を感じる、ということだな。
な、なんて小粋でオサレなんだ…。
でもそれ、やっぱり腕に付ける必y(ry

関係無いけど、ケータイ新しくしたどー。

モコ (2006年10月16日 02:35)

> な、なんて小粋でオサレなんだ…。
だべだべ。
腕時計についての知識が右に出るものがいないといわれた、
腕時計博士の極東ならこういった腕時計もご存知でらっしゃいますよね??


> 関係無いけど、ケータイ新しくしたどー。
なるほど、腕時計とおれのブログと、君のケータイと、、
か、かんけいねーー(ガビガビーン)
自分のブログに書けっての、とあおってみるテスト。

極東 (2006年10月16日 12:29)

>腕時計についての知識が右に出るものがいないといわれた、
>腕時計博士の極東ならこういった腕時計もご存知でらっしゃいますよね??
当ったり前だろコンチキショー。
俺が知らない腕時計なんて、ありゃしないっつぅの!
寿命時計ね。そんなのあったらノーベル賞ものですって。
もうほんと、全力ですいません…

>自分のブログに書けっての、とあおってみるテスト。
数ヶ月に一回、更新されるかされないかという
近年まれに見る希少なワスのブログを、
機種変ごときで更新してたまるかっつぅの!
いつの日か、
「このサイトは、DVD関連サイトでしたが
個人ブログサイト(そして極東の近況報告の場)に
移行しつつあります。。」にしてやるぜ…ぬはは。

オリ (2006年10月29日 01:40)

はじめましてオリと言います。

とっても素敵な文書ですね!!!

シティーボーイズ私も好きです♪

頭がよいんですねw

では、また日記楽しみにしています。

モコ (2006年10月29日 06:46)

>オリさん
はじめまして、モコこと、りゅういちなんです。
おいらの文章をステキと言うとはなかなか、シャレてますなぁ。。

 >頭がよいんですねw
 頭が良いなんて、久々に言われたぜっ。
 幼稚園のときにおばあちゃんに言われて以来ですぜ。。

 >では、また日記楽しみに..
 あまり期待せずに、気長に待つと吉ですよ。

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