Trick or treatment? (ヘアケアしてくれなきゃイタズラするぞっ の意)
2006年10月30日
今や日本でもすっかりおなじみとなった、ケルト人の収穫感謝祭、キリスト教の「諸聖人の日」のゆうごうであるハロウィーンの季節となりました。
巷もこの話題で持ちきりのハロウィンですが、古代ケルト人の収穫感謝祭が起源といわれています。10月末~冬至にかけて、ユナイテッドな王国のあたりは、かなり日が短くなり「暗闇の季節」であると考えられていました。その季節は11月1日から始まるとされ、10月31日の夜から11月1日にかけて作物と動物を捧げて(だれに。。?)祝ったのです。この時期は、あの世との「門」が開くといわれています。日本では、逆に夏ごろに「お盆」という祖先を祀るイベントがありますね。
静かなブームであるハロウィン、この名称は、「諸聖人の日」を意味する「All Hallows」からきているそうです。Hallow というのはみなさんにおなじみの「聖職者」という意味ですね。Hallows と複数形にすることで「諸聖人」というわけですね。そして、「諸聖人の日」は11月1日であり、10月31日は、「All Hallows eve」になるわけです。つまり、以下の流れです。
「オール・ハロウズ・イブ」→「おーぅ・ハロウす・ィう」→「んー・はろーう・ぃうー」→「ザ・ハイロウズ」→「ハロウィン」
さて、大人気イベントであるハロウィンですが、象徴的なのが「ジャック・オー・ランタン」と呼ばれる、切り抜いたカボチャです。実はこのカボチャも、もともとは、「カンボジャ・アボボラ(カンボジアの瓜)」という言葉が語源だそうです。つまり、以下の流れなのです。
「カンボジャ・アボボラ」→「かんぼじゃ・あぼぉぁ」→「かんぼちゃ・ぁぉぁ」→「かんぼちゃ」→「感動したっ」→「カボチャ」
なまって、名称になったというところが共通しているところも、ハロウィンが日本で人気のあるイベントである秘訣かも知れませんね。
さらに、定番行事のハロウィンにつきものなのが、仮装です。この仮装、前述したケルト人の収穫感謝祭の時期にあの世との「門」があくことに関連しています。この門を通ってやってくる、いたずらっ子なピクシーなどの悪霊や魔女にちょっかい出されないように、怪物に変装するのです。今では、子供たちが「Trick or Treat(お菓子をくれなきゃイタズラするぞっ の意)」といいながらお菓子をもらう、お菓子やさんにとてもうれしいイベントともなっています。
ちなみに、ハロウィンが日本で広く認知されている、ということ意外は、たぶん本当なのであしからず。というか、ハロウィンのことだけで、長く書きすぎた感は否めないことは秘密である。
■読んだ本
■美濃牛 (殊能将之)
- ★★★★
「ハサミ男」の衝撃が強く、叙述トリックを期待して読んでしまうが、この作品はそのような作品ではない。しかし、それを補うほどの多くの驚きがある作品であった。
探偵物につきものな、なにかを隠している一族、ミノタウロスの伝説となぞらえた牛の角を持つ鬼の伝説、わらべ歌などを織り交ぜ、よくあるような、それでいて独自の世界観を見事に構築している。金田一の事件のような雰囲気を持ちつつ、そこを、石動という人物が実にさっぱりと謎を解き明かす様が面白い。こいつ、いつからわかってたんだろう、ってうほどのさっぱりっぷり。
何から何まで伏線のようなそうでないような。最初の方はちょっとだらだらするけど、終わりに近づけば近づくほど、面白さが増していく。これは、彦麻呂風にいうなれば、「おもしろさの、とうそくちょくせんうんどうやー」といったところか(あまり意味は無い)。謎が解けると、なるほど、そういうことなのかとなること請け合いの、本格ミステリー&探偵小説である。
■陽気なギャングの日常と襲撃 (伊坂幸太郎)
- ★★★★
ノリにノッている伊坂幸太郎初の続編小説。この小説は「陽気なギャングが地球を回す」の、続編、という位置づけ。続編とはいっても、設定、人物、世界観が同じで、前作の後の話、くらいのノリなので、こっちからみても十分面白いだろう。まぁ、前作から見ると十二分に楽しめるだろうけども。と、言い切れる作品である。
これぞ、伊坂節といえる小粋な会話と、おしゃれな人物、ステキな世界観の颯爽とした作品である。4つの短編と、中編からなる作品なのだが、すべては一本につながっている。やっぱり、短編の伏線があとの中編に絡んでくるところが読んでいて気分がいい。そしてもちろん、最後にはどんでん返し。まぁ、このどんでん返しは、たいした驚きはないのだけれど、そこにいたるまでの過程で満足できる作品である。
伊坂幸太郎の作品の良さは、なんといっても、読みやすい会話のリズムと軽い文体だろう。サクサクすすむ。そして、ひとつの会話の中にもオチがあるところが、印象的で、笑いを誘う。ふふっ、ってね、わらちゃうのよね。また、彼の作品中には強烈なキャラクターが出てくることが多い。この作品ではもちろん、響野という男。「わたしの言うとおりにやれ。わたしのやる通りにではなく。」素晴らしく、とんでもないことをいうやつだよね。
この作品の前作、「~が地球を回す」は、映画化されている。まぁ、もうちょっと忘れたころに見てみよっかねー。響野が、佐藤浩市かぁ。。なかなかいんでないか??
■砂漠 (伊坂幸太郎)
- ★★★★★
もう、伊坂幸太郎は誰にもとめられない。素晴らしい、現代の青春小説ができてしまった。仙台を舞台に、東堂、西島、南、北村、そして鳥井の5人+鳩麦さんの何気ない日常と、さまざまな出来事を、お得意の伊坂節で、ポップに小粋に瀟洒に書き上げた傑作。
今回の作品は、勧善懲悪ものである。いつか書いたが、伊坂幸太郎の描く、正と、生と、性は、オブラートに包みながらも、明確なメッセージが読み取れ、しかも共感できる、ある意味おいら世代の純文学でもあるのだ。「魔王」のときは、メッセージ性が前に出ていたが、本作は、少し控えめながらも、上手にメッセージを織り込んでいるところも心地よい。
また、印象的なセリフがたくさん出てくるのも魅力。特に、この小説のメインテーマでもある、「その気になれば、砂漠に雪を降らせることだって、余裕でできる」というセリフには、鳥肌すら覚える。「砂漠」の捉え方も、生活における危機であったり、学生生活を「オアシス」と捉えた場合の社会であったりして、その局面でおいらは雪を降らせることができるのかなぁ、と考える。
この作品でも響野や、陣内のような存在(強烈なキャラクター)がいる。それは、西嶋という男。彼には共感したり、叫喚させられたり。新たな、愛すべきニクいキャラクターが生み出された。彼の過去の逸話のときに、仙台の家裁調査官の話が出てくるのだが、これってたぶん陣内か、武藤だろうなぁ、という遊び心も伊坂作品の醍醐味。
ミステリ作品というよりは、エンタテインメント作品なのだが、きちんとミステリなところもある。しかもそれは、春夏秋冬という、大学の一年をうまく使った叙述トリックであり、「あ、おー、なるほどー、ふふっ」となる。多くの伏線も絶妙。作品毎にうまくなる伊坂の構成力には脱帽である。やはり、それぞれの短編/中編に伏線を張っておいて、最後にドーンとくるとグッと来るよね。残念なのは最後の一行。おいらとしては、言い切ってしまってもよかったと思う、というより、言い切ってほしかったかな。
簡単に言うと、「アヒルと鴨のコインロッカー」にエンタテインメント性を大幅に追加し、ミステリ性をちょっと減らしたイメージ。ちなみにこの作品は、第135回直木賞候補作。これで取れなかったら、うそだろー、という気もする。どれ、同じ回の直木賞受賞作も読んでみますか。(もちろん、直木賞に懐疑的になっているだけで、小説を紡ぎだす作者の方々をおいらは尊敬している。)
わたしにも最近、隣でいつも笑ってくれる大切な人ができたのだが、この作品を一緒に読んで、たくさんのことを語りあった。青春とは、恋とは、愛とは、友情とは、そして、生きるとは。結局、最後に二人で出した結論は、「まずは、麻雀をはじめよう」ということなのである。
なんてことは、まるでない。
■2006年度読んだ本の数(10月30日現在)
10月は4冊。2006年は18冊。2005年の42冊までは、道のりが長いなぁ。。
読売新聞の調査で、1ヶ月に本を読まなかった20代は、48%らしい。おいらだけをサンプルに調査すれば、100%になる。もちろん、両側検定だろうが、片側検定だろうが、有意水準とか関係なく、どんな仮説も棄却されないが。
■観た映画
■ローレライ
- ★★
なんだこれ。。せっかくいい役者たくさん使ってるのに、演出と脚色がだめだめな作品でした。
パウラって、あずみ??フリッツはどこ??清永の死っていったい。。悲しみもへったくれも何も無いよあれじゃ。。清永の死の記憶は、水を媒介として、パウラに伝わらんのかね??
最終的に、ある人物の「語り」であることがわかるのだが、その視点で描きたいのなら、すべてをその視点で描いてほしいし、まとまりもない。CGのおもちゃっぽさにも目を見張る。誰一人として、ほとんど心情が描かれていないため、感情移入できないし、信念も見えない。何のための戦争で、何のための行動で、何のための死なわけ?
原作の原型は設定くらいで、後は何も無い。原作を抜きにして、映画のみで観たとしてもひどいものである。
CXさん、もう、やめてくれよ。。おとなしくドラマ作っててください。。
■博士の愛した数式
- ★★★★
先生となったルートの視点で淡々と物語が進む、日本映画らしい、日本映画。四季折々の自然の映像を交えつつ、心地よい空気が映画全体を包んでいる。小泉堯史らしいなぁ、という感じ。
役者も、みんなとてもよかった。寺尾聰はまさにハマリ役。彼以外に博士役はちょっと考えられない。原田芳雄くらいか。「私」こと杏子役は、深津絵里。これも大当たり。「私」の誠実さや、さわやかさ、人間らしさが体現できている。かわいくてきれいだしね。そして、吉岡くん。なんか、若々しくみえた。ルートが大人になったら吉岡くんだろうね。ルートの子供時代の子は、最初「じゅん??」ともおもった。演技はもうすこしがんばって!といった感じか。浅岡ルリ子のたたずまいには目を見張った。
ただ、問題なのは、淡々としすぎているところと、監督の解釈が入っているところ。原作では最後まではっきりと描かれなかった部分が結構わかりやすく出てきたり、逆にはっきりと描かれたいた心情などがぼかされたりしている。なんだか、博士が急に生々しい人間に見えたり、ルートのシングルマザーの子供としての大人っぽさ(というか、心配かけまいと大人っぽく振舞っている感じ)と少年っぽさが同居している感が見えなかったりした。
もっと、思い切って寓話として描いてもよかったと思うし、話に強弱があってもよかったと思う。そして、この作品に最も適している最後のセリフは、謎の詩ではない。「私(杏子)」による、「その背番号、完全数28」なのだ。
■アルマゲドン
- ★★★★
今さらだが、観た。思っていたよりぜんぜん面白かった。エンタテインメントな映画だった。宇宙空間で音とか火とかすごかった。空気、そしてもちろん酸素が無いのに。まぁ、エンタテインメント作品だし、スターウォーズだってその辺は無視だし、ちょっと気になる程度。しかもそんなの気にするのは、おいらのような似非SFファンくらいだろうし。
■亡国のイージス
- ★★★
ローレライよりはとてもよかった。ちゃんと人間ドラマがあったし、原作をいい具合で忘れてるし。ただ、最後は原作ではグソーを取り巻く皮肉っぷりが面白かった思い出があるので、そこは気に食わなかった。
原田芳雄の総理大臣っぷりが、なかなかよかったし、いそかぜとうらかぜ緊迫の戦闘シーンがよかった。巧い描き方である。
■観たテレビ
■僕の歩く道
妹役が、本仮屋ユイカだったのにまったく気づかなかった。髪形が違うと、印象がとても変わるのね。だから、女は怖いぜ。。(もちろん、ほめ言葉)
■のだめカンタービレ
これ面白いっ。
ラブコメ+音楽物+青春物(コメディ要素がちとでかい)。思い切ったマンガっぽさがよいねっ。そして、自分の持論である「音楽物+青春物は、大きなシナジー効果があるのであーる」というところにもばっちし当てはまるし。さらに、役者たちもよい。とくに上野樹里の快演っぷりが素晴らしいし可愛らしい。その他のメンバーも、雰囲気がドラマの世界観とあっている。あと、西村雅彦が最高。
毎回のオチは大体読めるし、最終回の展開もなんとなく読める、ベタドラマな様相だが、それが心地よい作品である。Dr.コトーみたいな。
なにやら、いろいろ紆余曲折があってのドラマ化らしいが、それがかえってよかったのでは。これはTBSよりCX向きでしょ。やっぱりCXは、ドラマだよねっ(と、ほめておく)。
原作の愛読者は、「そーじゃねーだろっ」と思ってみてんのかな??原作本も買ってみるかー。
■買いたいもの
■腕時計
前回の記事冒頭で書いたのだが、たとえ、人生の3分の1が過ぎていようとも、いや、過ぎているからこそ、時間を大切にしなければならないし、時間にルーズだし、腕時計がほしいのである。それも、小粋でオサレでニクいヤツを。
で、いろいろ調べてみたら、あった。「アストロラビウム・ガリレオガリレイ」という時計である。これは教会などにある巨大な天文時計を、腕時計の大きさに凝縮した時計である。太陽時、太陰時、月齢、日食、月食、星の位置や日付までわかるという、人類の英知を詰め込んだ腕時計だ。とても、ロマンチックな時計である。値段を見ると「¥9660,000.-」 。。。どうやら近頃では、ロマンにも金がかかるようである。
「グランドコンプリケーション」と呼ばれる腕時計がある。これは複雑な機械式の機能を持った腕時計らしい。天文時計もこれに含まれるのかもしれないが、このキーワードに絞って探すことにした。グランドコンプリケーションには「ミニッツリピーター」「永久カレンダー」「スプリットセコンド・クロノグラフ」「ムーンフェイズ」の4大機能を備えているものが多いようだ。とくに永久カレンダーは、アナログの機械式で、うるう年も含めて200年くらいずれないらしい。もちろん一年で一周のものがいい。うーんロマンチックかつ小粋でオサレだなっ。
■参考サイト
本日は、もう眠いのです。音楽CD衝動買い症候群は、いまだに続いているため、近いうちに「聴いた音楽」のみの更新とかありうるぜっ。ところで、それって、誰が見るんだ??と自問自答だぜっ。
- ハロウィン (Wikipedia)
- カボチャ (Wikipedia)
- ミノタウロス (Wikipedia)
- 僕の歩く道 ドラマ公式サイト
- のだめカンタービレ (Wikipedia/ドラマ公式サイト)
- 機械式時計販売のティーエスホリウチ
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■ コメント
> いつものように本と映画のレビューには
> これっぱかしも触れずにスルーすっか。
うぉーーーーい。触れてくれーー。
「このしと、痴漢だスーっ」なんていわんから。マジで。
> 腕時計の話
おお、割とお得でしかも、なかなかええやんか。。
腕時計はやはり、人間の技術が詰まった機械式っすなぁ。。
私、アナログな人間ですから。
まぁ、でもまだ衝動買いはしないぜっ
Dr.腕時計くん。「グランドコンプリケーション」で安いの教えれっ。
この響きが気に入ったのである。
「おれの腕時計、グランドコンプリケーションぜよ。。」
と、男弁を使いたいんじゃい。予算は、結構あるぜよ。。
>「グランドコンプリケーション」で安いの教えれっ。
グランドコンプリケーションで調べてみたら、両極端しか無いね…。
「クォーツで低価格」or「機械式で超高額」
クォーツでも10万前後だから、機械式で高額になるのは分かる気がするけど…
その差が半端じゃないなぁ。
機械式で安いのを探してみたものの、見付けることができず。。。
チミの貯金を全てつぎ込めば、買えるやもしれん。
という訳で、クォーツをお勧めしますよ。
クォーツならシェルマンか天賞堂、もしくはシチズンってとこなのかな。
どれがいいかは判断できないけども。
シェルマンと天賞堂のお店は、銀座にあるらしいぞい。
とりあえず、リンク貼っときます。
シェルマン↓
http://www.shellman.co.jp/cgi-bin/shellman/eos2/webshop/shopList01.cgi?hC1=04
天賞堂↓
http://www.ginza-tenshodo.com/watch/original/01/index.html
シチズン↓
http://citizen.jp/campanola/lineup/grand.html
つまりワスが最後に言えることは、
「銀座に行けっ」ということですな。
機械式は諦めた方がいいみたいですぞい…
おいらの腕への計器付け、という契機付けで、
景気付けに銀ブラでもするかっ

何がヘアケアだよ、まったく…
会社でオニギリを吹き出してしまったじゃないか。
そしてハロウィンとかぼちゃの無理やりな遷移は、
不覚にも爆笑したぞコンチキショー…orz
っつーわけで、いつものように本と映画のレビューには
これっぱかしも触れずにスルーすっか。うむ。
ワスは腕時計の話に興味津々じゃけぇのぅ…。
そんな高級外車が買える値段の時計じゃなくて、
この時計買いなはれ↓
http://item.rakuten.co.jp/mens/wobb026/
こいつは、年月日時分秒表示&曜日に24時間計まで
付いている優れもんだぜ。
もちろんアナログで機械式。
しかも、どうやら年表示は一年で一周ではなくて、
十年で一周らしいぜ…。気が遠くならぁ。
でも値段は手ごろ。お買い得だな。
その他にも探してみたら、西暦年表示のやつとか色々あるわ。
まぁ色々見てみて下さい。
そいじゃ「聴いた音楽」のみの更新、楽しみにしてるわ~