NHK 青春舞台 (全国高等学校演劇大会の優秀校公演)
2007年08月28日
毎年夏に行われる全国高等学校総合文化祭。これは全国の高校生の文化のインターハイとも言われるものである。多くの文化系の部門のなかに演劇部門がある。この演劇部門は全国高等学校演劇大会であり、最優秀校1校、優秀校3校選ばれる。そしてその4校は、国立劇場での上演権利が与えられるのである。この4校の国立劇場での公演を、部活動を交え紹介しつつ、放送する番組が「青春舞台」なのである。毎年、NHK BS2 で8月の終わり~9月の初めのあたりで放送される。
この番組の見どころは、青春している高校生たちのどこか初々しい演技、そしてがんばっている姿である。かなり感動しつつ、「おれって高校生のとき何してたんだろうなぁ、、というか、今、何してんだろ」と自分のダメダメさを再認識するための番組でもある。可愛い子いるかなぁ、、と観てしまうのはご愛嬌。主役級はやっぱり華のある子でないとね。そして、「ボンボン坂高校演劇部」はあまり関係ない。まぁ、それはおいといて。
すごく、いい番組なので、要ちぇっくやー、あんびりーばぶるやー。ちなみに自分が見たのは青春舞台2001の「ばななな夜」の途中から。
このページは少しずつ、拡充させていくタイプの記事にしていく予定です。何か情報をお持ちの方、演劇への感想がおありの方は、メールでもコメントでもかまいませんので、ご連絡くださいませませ。
※感想とかは、覚えてるのだけ書いてます。
■青春舞台2007
- 第53回 全国高等学校演劇大会/島根
- 島根県公式サイト(全国高等学校総合文化祭>演劇部門大会の結果)
| 賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
| 最優秀 | 岐阜県立岐阜農林高等学校 | 躾 ~モウと暮らした50日 | 岐阜農林高等学校演劇部 | 舞台美術賞 |
| 優秀 | 栃木県立栃木高等学校 | 塩原町長選挙 | 山形県立山形南高等学校映画演劇研究部 (脚色:栃木高校演劇部) | |
| 優秀 | 静岡県立富士高等学校 | 紙屋悦子の青春 | 松田正隆 (脚色:富士高等学校演劇部) | |
| 優秀 | 追手門学院大手前高等学校 | あげとーふ | 中條岳青 |
「塩原町長選挙」は、社会派でもありながら、笑があり、そして涙ありの秀作。調味料が塩しかない塩原町で、醤油派とソース派に分かれての選挙戦が始まる。現実の選挙戦と照らし合わせて観ることもでき、その中での伝統を守る塩派のお父さんの気持ちもよく表現できていて、素晴らしかった。また、舞台装置のシンプルさを、多くのキャラクターと人の動きでカバーするというのも見どころのひとつだった。
「紙屋悦子の青春」は、戦争の頃のある女性の青春を描いた作品。映画化もされた戯曲であり、その脚本を脚色したものである。そのせいもあって、もともと脚本の完成度が高いし、さらに戦時下の話であるという時代背景。そのような作品に今日びの高校生の演技がついてくるのか、という心配もあったが、まったくの杞憂だった。時代背景にあった所作、言葉づかい。感服である。
「あげとーふ」は、大阪らしい、コテコテでベタベタさあふれる作品であり、加えて高校生が内に抱える悩みなどを織り交ぜている。審査員の方々もおっしゃっていたとおり、高校生らしさあふれる青春作品となっている。ただ、ちょっと昨年の「全校ワックス」もそうだが、今回は急に人種差別が入ってきた。それはちょっと違うかな、と思った。いれるとしても、もっとさりげなくいれて、ひとつの主題として入れないほうがよかったかも。
そして、最優秀の「躾 ~モウと暮らした50日」。農林高校にしかできない物語で、なんというか個性的な設定。ストーリーとしてはかなりスタンダードな展開だが、その設定によって、よくある物語とは一味も二味も違うものとなっている。特に山田役の子がとてもよかった。変わった、ということがよく表現できていた。牛に対するパントマイムもシンプルながらわかりやすくバケツの動きなんかは感嘆の声をあげてしまった。また、語りを主人公ではない役がやるというのも、一種のドキュメンタリとして観れたりして、内容と感情移入の点でナイスアイデア。
あと、なんといっても、小田切アナウンサーの司会っぷりが素晴らしかった。演劇も好きとのことで、来年も小田切アナでお願いしたいです。
- 8月27日(月) 後0:15-5:45 NHK衛星第2(BS11ch) で放送予定!
- NHK公式サイト -奥さん、応援メッセージも送れますよっ
- 5時間30分の長丁場。平日か。。
- 次回は島根大会。放送は未定。
- 放送決定??NHKサイトに情報ありました。以下引用
青春舞台2007 ~高校演劇全国大会~
BS2 8月27日(月) 後0:15~5:45
毎年夏、全国高等学校総合文化祭の一環として行われる高校演劇の全国大会は、「演劇の甲子園」とも言われ、現在活躍するプロの演劇人を数多く輩出した登竜門である。全国約2700校が参加する地区予選から都道府県大会・全国8ブロックの大会を勝ち抜いてきた11校の演劇にかける高校生たちがしのぎを削り、熱い戦いを繰り広げる。番組では、島根県松江市での全国大会の様子を取材。さらに全国大会で撰ばれた最優秀校1校と、優秀校3校が8月25日~26日に凱旋公演を行う東京・国立劇場での舞台を中継録画し、翌27日にスタジオにその生徒たちを招き、生放送する。また各学校にそれぞれ学校紹介ビデオを制作してもらい、それを再編集して放送するコーナーや、生徒たち、ゲストへの質問FAX・メールなどを紹介するコーナーなども設ける。
【出演・予定】NHKアナウンサー、宮沢章夫(劇作家・演出家 大会審査委員長)、横内謙介(劇作家・劇団扉座主催者)
5時間30分の長丁場。
■青春舞台2006
- 第52回 全国高等学校演劇大会/京都
| 賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
| 最優秀 | 同志社高等学校 | ひととせ | 奥田菜津 | 創作脚本賞 |
| 優秀 | 山梨県立甲府昭和高等学校 | 全校ワックス | 中村勉 | 演出賞 |
| 優秀 | 北海道釧路北陽高等学校 | ラスティング・ミュージック | 山口慶美 | |
| 優良 | 島根県立三刀屋高等学校 | 三月記~サンゲツキ~ | 亀尾佳宏 | 審査員特別賞 |
笑劇ではじまり、衝撃で終わる「三月記~サンゲツキ~」。先生のキャラもさることながら、セットの使い方、さらに最後のセリフの演出などなかなか良作。そして、ヒロインの答辞を読む子は可愛い。
「全校ワックス」は、偶然集まった5人が「特別な時間を過ごし心を通わせる」モノ。最後の告白ごっこがちと唐突、というのは審査員の人と同じ意見だが、やはりこの手の作品は面白い。「夏休み バケツかぶって 気持ちいい」とか、バカバカしさもなかなか。途中、「七人の部長」な匂いもしたが、そこまでには行き着けなかった。
「ラスティング・ミュージック」は、生演奏のピアノが新鮮。「女の子同士の友情」モノで、さらに「特別な時間を過ごし心を通わせる」モノ。ねこふんじゃった、の曲は実際の曲と違い、簡単になっているものが全国に広がっている、というのは衝撃的だった。
そして、国立劇場史上初の一人芝居である「ひととせ」。実際に一人しかいない演劇部であることを逆手に取り、自虐的かつ未来志向な、明るく楽しい劇であった。季節の変わり目に、窓から見える木を自らはずして季節を変えてしまうなど演出も秀逸。電灯スイッチや、開けづらいトビラの開け方など細かい演技もみごたえがある。しかし、なんといっても主人公を演じる女の子がとてもキュートでいいキャラクターであるのが勝因だろうか。
■青春舞台2005
- 第51回 全国高等学校演劇大会/青森
| 賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
| 最優秀 | 青森県立青森中央高等学校 | 修学旅行 | 畑澤聖悟 | 創作脚本賞 |
| 優秀 | 山口県立華陵高等学校 | 報道センター 1 2 3 | 迦陵頻伽 | |
| 優秀 | 茨城県立友部高等学校 | トシドンの放課後 | 上田美和 | |
| 優秀 | 香川県立高松工芸高等学校 | HR-ホームルーム- | 川田正明/小野友加奈 | 演出賞 |
「放送センター 1 2 3」は、舞台の中で番組を行うというなかなかのおもしろ作品で、学食戦争だとか、選挙戦だとか、ちくりと世の中を皮肉っているところも面白い。
「トシドンの放課後」は、ひきこもりがちな少年とコギャルの交流を描いたなかなかの秀作。悪いヤツが周りと心通わせ更正(?)していくモノ好きなのに加えて、ひきこもりがちなヤツが心を開いていく様子もみごたえあり。
「修学旅行」もそういう意味で言えば、気の合わないやつらが特別な時間を過ごし、心を通わせていく作品であり、好きな作品である。また、キャラクターも個性的なキャラが多く、笑える。
■青春舞台2004
- 第50回 全国高等学校演劇大会/徳島
| 賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
| 最優秀 | 作新学院高等学校 | 超 正義の人 | 大垣ヤスシ | 舞台芸術賞 |
| 優秀 | 網走南ヶ丘高等学校 | チキン・カレー | 溝口勲 | 創作脚本賞 |
| 優秀 | 広島市立美鈴が丘高等学校 | おばあちゃんのボタン | 梶矢文照 (構成:美鈴が丘高校演劇部) | |
| 優秀 | 法政大学第二高等学校 | ロック | 及川亮+法政二高演劇部 |
最初の高校は、冒頭部分が切れていて、最後の高校はオチの部分が切れているので、観る気になれない回。詳細は 青春舞台2004 を参照。要は放送時間が変更になったのを気づかなかっただけなのよね。。
よって、未だみてないっす。
■青春舞台2003
- 第49回 全国高等学校演劇大会/福井
| 賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
| 最優秀 | 香川県立丸亀高等学校 | どよ雨びは晴れ | 佐藤奈苗 | |
| 優秀 | 北海道伊達緑丘高等学校 | りんごの木 | 後藤竜二 | |
| 優秀 | 栃木県立宇都宮女子高等学校 | 美術室より愛を込めて | 松永安芸 | |
| 優秀 | 青森県立三本木高等学校 | 贋作 マクベス | 中屋敷法仁 | 創作脚本賞 |
ミュージカル仕立ての「りんごの木」は、なかなか迫力があり、また方言を取り入れたセリフも叙情的であった。
「美術室より愛を込めて」は、女子高ならではの作品だと思った。女同士の駆け引きや友情がリアルに表現できていると感じた。あと、リストカット少女が可愛かった。
■青春舞台2002
- 第48回 全国高等学校演劇大会/神奈川
| 賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
| 最優秀 | 福島県立小名浜高等学校 | チェンジ・ザ・ワールド | 石原哲也 | 創作脚本賞 |
| 優秀 | 山口県立岩国総合高等学校 | めろん | 高橋幸雄 | |
| 優秀 | 久留米大学附設高等学校 | フラスコ・ロケット | 白壁裕 | |
| 優秀 | 千葉県立薬園台高等学校 | 桜井家の掟 The Rules of Sakurais | 阿部順 |
「桜井家の掟」が面白かった記憶がある。手紙の最後に「かしこ」、恋と変という字が似ている理由「人は恋をすると変になるから」と、なかなか印象深い。あと、妹が可愛い子だった。最後、両親が家に入ってくるとき、桜井家の掟が不必要になったとき、なかなか泣けた。
そして、よい意味で鳥肌モノの作品である「チェンジ・ザ・ワールド」。この作品は、悪いやつ(まぁ、もともとはそんなに悪いやつではないのだが。)が余命わずかな級友と友情を築き、それをきっかけに更正していく、というベタベタな作品ではあるが、高校時代の青春なども上手に表現されており笑えて泣ける。音楽の使い方、セットのシンプルさも見ものだ。
■青春舞台2001
- 第47回 全国高等学校演劇大会/福岡
| 賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
| 最優秀 | 愛媛県立川之江高等学校 | 七人の部長 | 越智優 | |
| 優秀 | 山口県立華陵高等学 | ぼくんち | 廣井直子 | |
| 優秀 | 千葉県立薬園台高校 | やっぱりパパイヤ | 阿部順 | |
| 優秀 | 栃木県立宇都宮女子高校 | ばななな夜 | 永山祐介 | 創作脚本賞 |
夏休み、することなくテレビをつけたら、演劇がやっていた。若い人がやってるなぁ、と思ったら高校生であった。そして、この年の「七人の部長」の面白さ。なんとも新鮮であり、テレビに釘付けとなり、毎年チェックするきっかけとなった記念すべき回。
■青春舞台2000
- 第46回 全国高等学校演劇大会/静岡
| 賞 | 高校 | タイトル | 作 | 備考 |
| 最優秀 | 愛媛県立川之江高等学 | ホット・チョコレート | 曽我部マコト | 創作脚本賞 |
| 優秀 | 作新学院高等部 | ジャンバラヤ | 大垣ヤスシ | |
| 優秀 | 千葉県立船橋旭高等学校 | 山姥 | 土田峰人 | |
| 優秀 | 兵庫県立尼崎北高等学校 | 好色十六歳男 | 永山祐介 | 創作脚本賞 |
観てないです。。
■青春舞台1999
- 第45回 全国高等学校演劇大会/山形
情報なし。。
■外部サイト
- NHKオンライン
- NHK青春舞台公式サイト(特定期間中のみ?)
- 高校演劇のページ(閉鎖?)
- 全国高等学校演劇協議会
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■ コメント
青春舞台2002の「チェンジ・ザ・ワールド」だね。
あれは、舞台装置がとてもシンプルにもかかわらず、
役者の演技と脚本で、笑えて泣ける、最高の作品だね。
あれを高校生に演じられてしまったら、もう、鳥肌もの。
モロモロさんも演劇でおいらにぜひ、鳥肌をたたせてください。
もういっそ、おいらを鳥にしてっ。
栃高のみなさんお疲れ様です。全国2位(優秀賞)おめでとうございます☆みなさんの舞台生で見たかったんですが、時間が合わず見に行けないのでDVDで拝見しました。
みんな俳優さんみたいで素晴らしかったです。
なかなか役になりきれなかったりするのに関心しました。
私もみなさん見習って頑張ります!!
8月25日もまた素敵な作品に仕上がる様応援してますね♪♪
頑張ってください・・・(≧∀≦)
明日(27日)、ついに青春舞台2007がBS2(BS11ch)で放送されます。
みんな要チェックやー、アンビリーバブルやー。
栃木といえば、宇都宮女子、というイメージが強いですが、
今年は、栃木高等学校が代表で、見事全国2位ですね。
タイトルからなかなかおもしろそうですが、なんとなく社会派な作品?
町長選挙を高校生がどんな演技で作品にしてくれるか楽しみです。
そんなに推されると俺も見てみたくなるなぁ。
最近色々と鬱なことが一杯だから、
輝く高校生を見てちょっとでもハッピーな気持ちになりたいものですな。
まぁ、輝く高校生を見て逆に欝になる可能性も捨てきれんが…
俺たちもう、終わっちゃたのかな?
> 鉄筋さん
> そんなに推されると俺も見てみたくなるなぁ。
機会があればみしてあげるよ。
鉄筋さんなら結構おもしろいと思うと思うですよ。
> 輝く高校生を見てちょっとでもハッピーな気持ちになりたいものですな。
> まぁ、輝く高校生を見て逆に欝になる可能性も捨てきれんが…
簡単に言えば、高校野球の甲子園の名勝負を見たときのような
気持ちになると思います。
> 俺たちもう、終わっちゃたのかな?
ばーか、まだはじまっちゃいねーよっ


チェンジザワールドをみて,演劇に没頭するようになりました!