幸喜恒例謝意旅得世囲努(三谷幸喜が映画を撮ったとき恒例の、感謝の意を込めて世を旅し、客を得、囲い込む努力、つまり映画宣伝のこと)
2008年06月20日

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 出来上がった映画を宣伝しまくる、三谷幸喜は置いといて(あからさまな映画宣伝出演が、もう逆に潔くて三谷幸喜さすがだぜっ)。というわけで、どういうわけか後期高齢者医療制度について考えてみたいと思う。

 後期高齢者医療制度、それはよくみずほちゃんとか、兄ぽっぽとかが、声高に「老人イジメだっ!」「老人は死ねということかっ!」なんていっているのを耳にする制度である。これは単なるプロパガンダなのか、それとも的を射た意見なのか、本当の制度の中身はどんなもんなんだろうか、と思って調べてみた。しかしわかりづらい、、誰か図解してくれっ!

 簡単に言うと、「75歳以上の人は、75歳未満の人とは別のお財布で保険料を集めて、その中から医療費を出しましょう。」という制度である。

 これまでは、75歳以上の人たちは「老人保健制度」という制度のもと、まぁ、だいたい1割負担で医療が受けれますよー、という世界だった。残りの9割は、国民健康保険だとか健康保険組合とかから拠出していた。つまり、自己負担の比率は違えど、残りの医療費は年齢に関係なくひとつの大きな同じお財布から出ていたのである。

 これをやめて、以下のような仕組みになる。

  • 75歳以上の人は1割は自己負担、9割をこれからつくる新しい財布から出す。
  • 75歳未満の人は3割は自己負担、7割はこれまでどおり国民健康保険だとか健康保険組合とかの財布から出す。

 これだけだと、「あんまし変わらないじゃーん」なのだが、どうやら75歳以上の人用の新しいお財布のつくり方が気にくわないらしい。そのお財布の中にお金を入れる人の内訳は以下のとおり(2年ごとに割合見直し)。

  • 1割:75歳以上の人の保険料(年8万円くらい)
  • 4割:75歳未満の人の保険料(国保、健保から?)
  • 5割:公費(国とか、地方自治団体とか)

 要は75歳以上の人は、自己負担1割のほかに、今までなかった後期高齢者用医療費お財布に毎月お金をためないと(保険料を払わないと)、9割の医療費がもらえなくなるということだ。過去の老人医療制度は毎月の保険料の支払いの必要がなかったそうだ。つまり、75歳以上の人はだいだい年8万円前後、以前より出費がかさむことになる(天引きだけど)。たしかに、おじいちゃんおばあちゃんにはちと悪い気もするが、国の財政を高齢者の医療費で圧迫しているのもまた事実なのだなぁ。

 おじいちゃんおばあちゃんたちは、必死にがんばって生活してきたことも事実だろうが、このように少子化の世の中を招いた責任の一端をになう必要があることもまた事実。ひと言でいえば、「自分たちのしりの、ほんの一部を自分でいいから拭いてくれると、非常にありがたいのですが、、というか拭け。」、、という制度にほかならない。

 確実にいえることは、若い世代と団塊の世代の人口比率を見れば、「若者が老人を支える」という根本思想の以前の制度には限界があること。「老人イジメ」とか簡単に言うのもいいけど、将来的に「若者イジメ」になるような制度にだけはしないでほしい。いつの時代も国の根幹を支えるのは、残念ながら若者なのだから。しかしホント今の若者をみると将来が不安だよ。。

 世間で、かなり印象が悪いこの制度。こんなに印象が悪いのは、たぶん、この「後期高齢者医療制度」という名前のせいではないだろうか。「後期高齢者って、どういうことだよっ!もう先ないってことかよっ!」みたいな。火に油どころか、もう高いガソリンをじゃぶじゃぶ注ぐ感じ。そこで新たな名前を考えてみた。人生を太陽にたとえてみよう。誕生を日の出、死を日の入とし、死を迎えた後、長い夜があったとしても、また新たな人生が待っているという素敵なたとえだ。しかし、75歳以上ともなると、やはり日の入直前。ということで撮影用語を使って、こんな名前はどうだろうか?

 「マジックアワー医療制度」

 お後がよろしい?梅雨だけに内容が湿っぽいかしら。。

※この記事、2008年4月11日から書いていたので話題がところどころタイムリーでないですよ。注意してくださいね。


読んだ本

犬はどこだ (米澤穂信)

 青春ミステリの旗手との呼び声高い米澤らしい、なんとなく新しい、探偵小説。都会生活になじめなかった主人公が地元に戻り、犬探し専門の調査事務所を開く。しかしそこにやってきた依頼は、人探しと歴史調査だった。そこから始まる、意外なクライムサスペンス。

 作品全体として、伏線のはりかたが巧い。読者にわかるように書くことで、登場人物がいつそれに気づくか、というハラハラドキドキである。

 主人公の紺屋とハンペー、主観が交互に入れ替わる構成になっているのだが、ここに大きなヒミツや叙述トリックがあるのでわっ!と思いながら読んでいたがそうではなかった。この構成はそれぞれの登場人物が知っている情報が別だけども、読者は両方知ることができる。そのため読者自身は謎解きができるという仕組みのヤツである。それでいて、ちょっぴり意外な驚きの結末。最後は、米澤作品らしい終わり方であった。

私の男 (桜庭一樹)

 男女愛であり親子愛というものを生々しく描きあげた、第138回直木賞受賞作品。読んでいると、「白夜行」だとか、「永遠の仔」だとか思い出すわけだけれども、それらに比べると描写がより官能的で引く感じである。

 1993年7月。北海道南西沖地震で、孤児となった花。唯一の親戚である淳悟に引き取られてからはじまる、悲しい愛の物語なのである。物語の構成は現代の別れからはじまり、過去の出会いまでさかのぼる形式となっている。

 章ごとに主観が変わるのだが、その意図が読めなかったり、全体的にあふれる憂鬱感、鬱屈感、倦怠感。なんだかなぁ、な作品で、これが直木賞か、、と思った。ふと、発行所をみると、文藝春秋、、なんだか納得してしまった、五月雨の夜。

赤朽葉家の伝説 (桜庭一樹)

 「私の男」を読んで、直木賞受賞作家の桜庭一樹って、こんなもんか、、と思ったのもつかの間、「赤朽葉家の伝説」を読んで、桜庭一樹最高っ!となってしまうほどの作品。佐々木譲の「警官の血」が警官の男三代記なら、こちらは名家の女三代記。現代の最高のエンターテインメントクロニクル作品である。これで直木賞受賞であれば文句もあるまい。あ、ちがうのか。。

 第1部、最後の神話の時代。戦争終結後の朝鮮特需による、高度経済成長期に差し掛かる時代の物語である。製鉄所を経営する名家、赤朽葉家の奥方であるタツに見出された万葉。主人公であり、語り手である瞳子の祖母である。赤朽葉家に嫁いだ万葉には「未来視」ができるという不思議な力があり、それゆえ千里眼の奥様と呼ばれることになる。彼女は、泪、毛鞠、鞄、孤独という4人の子供、そして夫の愛人の子供、百夜を育てながら、変わりゆく激動の時代、それでいて幻想的なその「最後の神話の時代」を歩んでいく。第2部、巨と虚の時代。高度経済成長期から、バブル景気の時代の物語である。山陰地方を牛耳るレディース「鋼鉄エンジェル」の頭を占める毛鞠。万葉の長女であり、語り手、瞳子の母である。毛鞠、中高生の時。総中流家庭の時代、巨の時代。彼女はレディースの総長として、カリスマ性を発揮する。高校卒業後、バブル景気にさしかかる時代、虚の時代。彼女は自伝的少女漫画「あいあん天使!」でデビュー、漫画家としてカリスマ性を発揮する。そして、「自由」となるはずだった語り手、瞳子を産むのである。第3部、殺人者。この部のタイトル、殺人者とは、万葉のことである。万葉が死の直前に、殺人をしたと告白。現代の時代を生きる、夢も目的もなく生きる瞳子は、その真相を求め始める。

 全体の物語の背景を戦後昭和史〜平成史と重ね合わせ展開、しかし、物語そのものは現実離れした幻想的なものである。そのバランスがすばらしく、なんとも懐かしくおもしろい。なによりもおもしろいのは、過去からはじまり、現代まで戻ったときの、私と同世代である瞳子が主人公になったときの心情である。とても共感してしまうのである。

 ようこそ、このどうしようもなく、不安に満ち、未来が見えず、混沌としたこの世界、そして美しいこの世界へ。

鴨川ホルモー (万城目学)

 「鹿男あをによし」の万城目学のデビュー作であり、ボイルドエッグズ新人賞受賞作品。何気ない大学生活の日常と、ホルモーという競技を描く青春ファンタジー。最近知ったが、何気ない日常と、それととなりあわせるファンタジーやSFを描いた作品を「マジックリアリズム」というらしい。万城目もそうだが、森見登美彦(「夜は短し歩けよ乙女」など)や桜庭一樹(「赤朽葉家の伝説」など)も、この手法を得意とするそうだ。最近読む本、人気のある本は、このマジックリアリズムの手法を用いた作品が多いと思う今日この頃。きっと、みんなこの息苦しい世の中から逃げ出したいのかもしれないなぁ。。ということはおいといて。

 大学生となった主人公安倍は、「京大青竜会」という名のサークルに誘われる。タダ飯を食うために参加した新歓コンパで女性に一目ぼれ。サークル活動に参加することとなる。そして知る、京大青竜会と、「ホルモー」の秘密。吉田神社で彼らが目にしたものとは神かはたまたオニなのか。恋に友情にホルモーに、安倍は青春を駆け抜ける。

 「鹿男あをによし」のときよりは設定の薄っぺらさを感じるが、それでも京都を舞台としたことで世界観と設定がマッチしている。森見もそうだが、京都や奈良って、いまだに何かありそうな神秘的なイメージ。加えて、魅力あるキャラクターたち。ああ、学生時代に戻りたい。。という気持ちにさせる、秀逸な作品であった。ただ、表紙の絵はなぜ4人なのか、そしてなぜ、3人目がはだしではないのか、納得できる答えをほしいものである。

果断 (今野敏)

 論理的で効率的、合理的で表裏のない、最強のキャリア官僚。今までに類を見ないかっこよさの警察官を描く、読みやすい警察小説。2008年版このミステリーがすごい!第4位であったが、この小説のおもしろさはミステリ部分よりも主人公のキャラクターにある。

 降格人事で警察庁長官官房総務課長から大森署の署長となった竜崎。その主な仕事は決裁書類への押印である。不満はないが、その効率の悪さに頭を悩ませるような人である。そんなおり、管内付近で強盗事件が発生、緊急配備を行うも3人の犯人のうち2人を管内から逃がしてしまう。結果的にはその二人は別の場所で捕まったため、特に気にすることもないと判断した署長だが、警察のメンツ争いに巻き込まれる。そして発生する、犯人の1人の立てこもり事件。竜崎は現場に急行しつつも、立てこもり事件を得意とする、捜査一課特殊班(通称SIT)に指揮を任せる。ところが予想外の長期化の様相になってきた事件を収束するべく特殊急襲部隊(通称SAT)が指揮権を要求。SITは犯人の逮捕、SATは事件の鎮圧と目的、性格がそのものがちがうため、どちらに指揮権を持たせるかによって大きく事件の結末が変わることとなる。現場に詰めた竜崎の判断は、そして事件の行方は。

 とにかく、タイトルどおり、果断を次々とする主人公のかっこよさ。感情を廃し、その場その場の状況で、最もよい判断を選択する。もちろんその判断は今ある材料から合理的に最良を選択するのだ。こういう人が、官僚にたくさんいれば世の中も変わるのだろうか。判断する、選択する、というのは勇気のいる行為。なぜならそれに伴う責任を、判断し選択した人がとる必要があるからだ。それでも論理的に判断し、選択した経緯を説明できさえすれば問題ないはずなのに、人は顔をうかがい、気持ちを汲み、判断を遅らせたり、選択を自分でしないようにしてしまう。世の中に今必要なのは、この「果断さ」なのかもしれない。適材適所、判断や選択をできない人に地位やポストを与えてはいけないし、その人に合った仕事を与えるのが重要だということもわかる。人数あわせに人を集めたって、プロジェクトがうまくいくわけがない、、というのは仕事のグチか、おいらの言い訳なので聞き流してください。。

 この作品は「隠匿捜査」シリーズの第2作らしい。第1作も読んでみたいものである。


観た映画

夕凪の街 桜の国

 この映画は、こうの史代の平成16年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門の大賞受賞した、同タイトルのマンガを原作とした、戦争映画なのである。このマンガを読んだときは、こんな戦争の、原爆の描き方があるのか、と感銘を受けたことを覚えている。今読み返しても、さりげない表現、ほのぼのとした世界観の中に、戦争の悲しさ、命の尊さを描いているすばらしい作品なのだ。その原作を映画にするってんだから、期待と不安が入り混じったことこの上なしだった。

 この作品は、戦後間もないヒロシマとそこに住む皆実の淡く切ない恋物語を描いた「夕凪の街」と、時間も距離も遠く離れた場所でヒロシマを描き出す「桜の国」とに別れている。この二つの話は、最後まで読むとリンクした作品であり、ふたつでひとつの作品であることがわかる構成になっている。映画もこの構成をほぼ踏襲している(桜の国の子供時代がちょい薄いが)。

 全体的な感想としては、ちょっと「戦争」「原爆」を表に出しすぎているというか、感情とか、気持ちに訴えかけようとしすぎている気がした。原作のよさである、悲しさの中にもあるほのぼのさ、が足りないのである。特に「夕凪の街」は、ただただ、悲しくしてしまった。あと、最後の告白シーン、何で変えちゃったんだろうか。あのさりげない、プロポーズが、そして彼女のさりげないフォローが、最高のシーンであったのに。原作にない、「かんざし」というアイテムを使って、「夕凪の街」と「桜の国」が実はつながっている話であることを表現したのはわかりやすさという点においてはうまかったが、それがネックとなって最後の告白シーンが変わってしまったのであれば、それはもったいないことだったなぁ。

 俳優陣では、麻生久美子、田中麗奈の主演がなかなかよく、彼女たちの年も、ブレイクした年も同じくらいでなんとなく似ていることもポイントか。原作に恥じない演技でもあった。堺正章まぁ、いいとして。問題は旭役の伊崎充則だ。いや、演技が悪いわけではない。なんというか、キャストミスなのだ。確かに若いながらに(といっても調べたらおいらより5つ上だった。。)キャリアもあり実力もある人物だが、原作の旭君は、もっと凛としている。なぜおどおどしたキャラになってしまったのか、意味不明だ。って、やっぱり原作があると、原作と比べちゃうのはおいらの悪い癖であるなぁ。。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

  • ★★★★
  • 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
    ASIN:B0011E7YUI:image:small#作品情報作品情報

 2007年度キネマ旬報のベストテンの第10位だったし、最近何かと話題の元ribbonのあの人が怪演しているということで、興味を持ち観てみた。元々、この作品は戯曲のために書かれたという。これが舞台ってどんな舞台だっ、と突っ込みたくなるような、壮絶な姉妹ゲンカを描いたブラックコメディ。

 自称女優の和合澄伽。自意識過剰でプライドが高く、高飛車。自分が魅力あると疑わない人物である。その妹、和合清深。両親の死をきっかけに東京から戻ってきた澄伽だったが、執拗に清深をいじめるのである。実はこの二人の間には、過去に因縁があったのだ。そしてはじまる周囲を巻き込んだ壮絶なる姉妹ゲンカ。その先にあるものは。。といった、まぁ、ひと言で言えば姉妹ゲンカを観る映画だ。

 和合澄伽を演じる佐藤江梨子はまさにはまり役。そこそこ体当たりな演技も評価できる。和合清深を演じる佐津川愛美もなかなかのはまり役で、それでいてカワイイので佐藤江梨子がちょっと引き立て役にになっちゃってた。やっぱ、若さってのは怖いね。。また、永作博美の怪演もみものである。どこかずれている人を見事に演じていた。永瀬正敏もよかったし、どの人をとっても、一癖も二癖もあるキャラクターを見事に演じきった。谷川昭一朗のヤクザなおっさんっぷりも笑えた。

 ブラックコメディとして観ないと笑えないという、秀作である。


観たテレビ

絶対彼氏

絶対彼氏
ASIN:B0016HO2TG:image:small#作品情報作品情報
絶対彼氏
ASIN:4091384617:image:small#原作情報原作情報

 この作品の最大の魅力は、相武紗季の可愛さでも、速水もこみちのロボットっぽさでも、水嶋ヒロとの三角関係でもないのである。これらは作品の魅力の一部に過ぎないのだ。断じて、相武紗季の可愛さが最大の魅力ではない。たぶん魅力じゃないと思う。魅力じゃないんじゃないかな。でもちょっと覚悟はしておいてください。。

 この作品の最大の魅力は、ロボットと人間の心を描いている点だろう。ロボットに心は宿るのか、人を愛することができるのか。そして、人間はロボットとどのように共生、共存していくのか。手塚治虫のライフワークでも会った火の鳥の「現代編」とも言える作品なのだ。最終回が近づくにつれ、心を愛を持ちはじめるナイト(速水もこみち演じる恋人型ロボット)、その純粋な心に愛に惹かれはじめるリイコ(相武紗季演じる主人公)。しかし、リイコの心にはソウシ(水嶋ヒロ演じる派遣先の上司でありお菓子作りのパートナー)という人間もいるのである。この三角関係も、まさに火の鳥っぽい。ロボットが持ち始める心は、愛は報われるのか、そしてリイコが最後に選ぶ相手はいったい。。というマジメなパートあり、適度なコメディあり。その辺のバランス感覚も手塚治虫が急に不真面目になる感じ。マジこれ、火の鳥だよ。。

 ちょっと調べてみると、原作とドラマは結構ちがうらしい。ということは、脚本が秀逸ってことに他ならない。脚本は根津理香という人。この人、壮絶なイジメを描いたドラマ「ライフ」の脚本も担当していた。木皿泉、藤本有紀、そして根津理香。注目の脚本家だ。

 ところで、佐々木蔵之助ってば、いつの間にやら名バイプレーヤだな。。今クールも2本ドラマ出てたし。朝ドラ第63作目の「オードリー」に出てた俳優は、みんなバイプレーヤとしてそこそこ活躍していると思ったり、この作品に戸田恵梨香が出演していたということに驚いたりしている、今日この頃である。

CHANGE

 検事やら、パイロットやら、アイスホッケー選手やら、F1ドライバーやら、きっとガチャピンの次くらいにいろいろな職業を体験した木村拓哉が、次に挑むのはなんと総理大臣であった。

 なんだかんだでやっぱりキムタクは、キムタクである。いつものあの演技がとっても魅力的。周りを取り巻くキャラクターも、粒ぞろい。しかしなんといっても魅力的なのは、キムタクがおいらに似ているというところである

 物語自体も現実的であり、それでいてそんなことありえなく、ほどほどのバランスで描かれていて観やすく仕上がっている。加えてきちんと1話1話の最後で、気持ちよく終わる、いわゆる「水戸黄門方式」を取り入れていることも魅力だろう。なぜ、視聴率が低いのかわからない。。と思いつつ、月曜9時のターゲットであろう、T層、F1層にはあまり受けがよくなさそうなテーマだから仕方ないのかもしれない。安心してくれCXっ。M1層は結構この手のドラマは好きだと思うぞっ。総理大臣を描いたドラマとしては史上2番目におもしろいドラマであることは間違いないっ(1番はもちろん三谷幸喜脚本の「総理と呼ばないで」である)。

スミレ 16歳!!

スミレ 16歳!!
ASIN:B0019CVYAI:image:small#作品情報作品情報
スミレ 16歳!!
ASIN:4063637271:image:small#原作情報原作情報

 地上波デジタルの電波は入らないが、BSデジタルの電波は入るという、微妙な環境に住んでいるおいら。ふと、「テレビショッピングでも見るか、、今日はコエンザイムQ10かなぁ、吸引力の変わらないただ一つの掃除機かなぁ、コアリズムかなぁ。」と思った日曜の深夜(正確には月曜の深夜)。なにやらとてもきれいな映像で、青春ドラマっぽいのをやっていた。主人公ぽい女の子がなんとなく見たことあるなぁ、と思い観はじめた。すると、衝撃の展開。主人公はその子ではなく、その子の後に座っている人形だったのだ。人形と、その人形を操り腹話術するおっさんが主人公のスミレだったのである。ただこの人形を演じているのは本物の人間である水沢奈子。時折、人形そのものを使うときもあるのだが、ほぼ本物の女の子が腹話術でおっさんに操られる人形を演じているのである。おいらがなだぎだったら、「ややこしやー、ややこしやー。」といった挙句にジャンプして座禅してしまうところだったよ。。

 ドラマ自体はきちんとそれなりにおもしろい青春ドラマになっているのに加え、設定のシュールさからくるおもしろさ、数々のパロディが興味をそそる。人形を演じている女の子がだんだん人形っぽい動きが上手になっているのもみどころ。NGシーンも最後に入るときがあるのだが、かなりの見物である。あと、最初に主人公っぽいと思った女の子、蓮華を演じる平田薫は「アヒルと鴨のコインロッカー」のバリバリの仙台弁を話す本屋の店員さんだったようだ。わ、わからんよ。。


参考サイト

 聴いた音楽が多すぎなんで、別に書くぜっ!導入のネタがめんどくなってきた。。


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医療保険あれこれ (2010年01月25日 11:03)
from 医療保険あれこれ
医療保険は、病院などにかかった時に発生した医療費の一部または全部を給付される保険です。 [続きを読む]

コメント

極東 (2008年06月23日 01:14)

どうも、仮病で4連休中の極東です。

> 三谷幸喜と後期高齢者医療制度

いやー、随分と長い前振り、有難う御座います。
一言で申し上げますと(大変申し上げにくいのですが)
「うーん、無理やりだなぁ…」というところでしょうか。
湿っぽいというか、もうピッチャピチャですよ。

> 読んだ本
> 私の男 (桜庭一樹)
> ふと、発行所をみると、文藝春秋、、なんだか納得してしまった、五月雨の夜。

あぁ、何となくイメージし易いですね…文藝春秋。
20代の若造が読むには、まだ早いということか。

> 鴨川ホルモー (万城目学)
> きっと、みんなこの息苦しい世の中から逃げ出したいのかもしれないなぁ。。

えぇ、ほんとそう。どうせ読むならトリップさせて。

> 果断 (今野敏)
> 人数あわせに人を集めたって、プロジェクトがうまくいくわけがない、、
> というのは仕事のグチか、おいらの言い訳なので聞き流してください。。

(上司や先輩を批判したりする立場ではないけども)
判断ができても、決断ができない人が多いですよ。日本人っぽいっちゃぽいけど。
ちなみに、極東の上司は「判断はできないけど、格好良く決断する人」です。
某ギャグ漫画のキャラで言ったら、間違いなく「マチャ彦」タイプですね。

> 観たテレビ
> 絶対彼氏
> 朝ドラ第63作目の「オードリー」に出てた俳優は、

オードリー?あぁ、あのシュールな笑いの…。え?違うの?

> CHANGE
> しかしなんといっても魅力的なのは、キムタクがおいらに似ているというところである。

いやーほんと、オーランド・ブルームにそっくりですね。

> スミレ 16歳!!
> ふと、「テレビショッピングでも見るか、、今日はコエンザイムQ10かなぁ、
> 吸引力の変わらないただ一つの掃除機かなぁ、コアリズムかなぁ。」と思った

何そのワスが「唯一デジタルで映るローカル局で、セサミンの通販番組でも観るかー」
と思いながら、たまに千葉テレビを観るのと同じ動機は。

> NGシーンも最後に入るときがあるのだが、かなりの見物である。

何そのジャッキー映画のエンドロール。(全く同じ突っ込みを、過去にしたような…)

モコ (2008年06月24日 01:07)

> どうも、仮病で4連休中の極東です。

おいらは仮病なんか使ったことないなぁ。。
朝、時計を見た瞬間、唐突に調子が悪くなって休むことはあるけど、
これは決して寝坊とか、そういうわけではないのである。


>> 三谷幸喜と後期高齢者医療制度
> いやー、随分と長い前振り、有難う御座います。
> 一言で申し上げますと(大変申し上げにくいのですが)
>「うーん、無理やりだなぁ…」というところでしょうか。

後期高齢者医療制度が話題になっていたので、
そっちを先行して書いてたら、オチがなくてねぇ。
しょうがないから今回はオチなしで。。と思ってたんです。
で、タイトルに「後期高齢者〜」って書こうとしたら、
後期 のところで 幸喜 って出てきたもんで、「お、これは!!」
と思ったんだけどなぁ。。だめかー。


> 読んだ本
> 私の男 (桜庭一樹)
> ふと、発行所をみると、文藝春秋、、なんだか納得してしまった、五月雨の夜。
> あぁ、何となくイメージし易いですね…文藝春秋。

基本的に、直木賞は文藝春秋の社員が
選んでいるようなものだからなぁ。。
最も権威ある文芸賞が商業主義に染まってないことを祈るよ。


> 20代の若造が読むには、まだ早いということか。

いや、これはどんな世代でも引くと思うけどなぁ。。
おいらは人としてうけつけらんないよ。。
でも直木賞とっちゃうんだから、賛否両論ある作品なのかなぁ。


>> 果断 (今野敏)
>> 人数あわせに人を集めたって、プロジェクトがうまくいくわけがない、、
>> というのは仕事のグチか、おいらの言い訳なので聞き流してください。。
> 判断ができても、決断ができない人が多いですよ。日本人っぽいっ
ちゃぽいけど。

わかっちゃいるけどやめられないっ!ってこと??


> ちなみに、極東の上司は「判断はできないけど、格好良く決断する人」です。
> 某ギャグ漫画のキャラで言ったら、間違いなく「マチャ彦」タイプですね。

「かまわん!!たとえ男らしくなかろうとも。。おれは尾ける!!」」
という格好よさですか??


> オードリー?あぁ、あのシュールな笑いの…。え?違うの?

ボケとツッコミが微妙にずれたり、一緒に漫才ができてうれしくて
照れ笑いする人たちではないですよ?念のため。。


>> しかしなんといっても魅力的なのは、キムタクがおいらに似ているというところである。
> いやーほんと、オーランド・ブルームにそっくりですね。

このネタ、微妙な空気を作るのには鉄板のネタだぜっ!

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