世界の中心でエコを叫んだけもの。
2008年12月31日

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 世の中、エコエコ、エコエコ。きみたち、そんなにエコエコアザラクがみたいの? とも突っ込みたくならんばかりの世相である。

 なんにつけても算出される二酸化炭素排出量。やれ○kg削減だ、やれブナの木年間吸収量○本分だ。意味ワカランちんだよ。そもそも二酸化炭素排出量って、どうやって算出してるんだろうか?

 レジ袋は、1枚の製造時に30g、焼却時に31gで合計61gの二酸化炭素が排出されるらしい。だからって、1枚使わないと61g削減っていえんのか?これ。だって、レジ袋はすでにレジの下にいっぱい入ってるじゃん。レジ袋を使う量を減らすよりも、まずは製造量を減らさないといけないんじゃないの? まずは使用量を減らして、それに応じて製造量を減らすとかって根本的解決?

 あと、飛行機より新幹線のほうが二酸化炭素排出量が少ないから、新幹線を使いましょうっつってる人もいる。約10分の1くらいらしい。東京大阪間で、二酸化炭素排出量は飛行機が約48kg、新幹線が約4.8kgだそうだ。おいおいと。新幹線に乗ったって、飛行機はとぶんでしょ? むしろ乗らない方が、空席があったほうが、無駄に二酸化炭素を排出しちゃうことになんないの? その便が欠航ってことなら話は別だが。それともなに、ま、まさか機内ででるあのゆずジュースにすごい二酸化炭素が含まれている?んなこたーないだろう。

 エコという言葉の前に、だれしもおどらされてたりしなきゃいいけど。昨今の世の中、人を殺したときに「誰でもよかった」とかいう人が多かったが、今後は「エコのため」という人が出てくるかもしれないよ、これ。しかし、それは間違っているのである。日本人一人あたりが年間排出する二酸化炭素は約10t(2006年時点)。京都議定書にしたがって、1990年の11億4400万tを基準として6%減らすには、1億9864万tを減らさないといけない(*)。1987万人分である。ひとりやふたり殺したところでエコにはならないので、人を殺すのはやめましょう。

 だからといって、1987万人死んだところで、二酸化炭素排出量がそんなに変わるわけもないだろうし。本当におれらがやってることって、「環境」のためなのか、それとも「環境税」のためなのか。

 それでもおいらは、地球を、世界中の存在を愛していると叫んでやまない。


※この記事、2008年9月28日から書いていたので話題がところどころタイムリーでないですよ。注意してくださいね。

*)二酸化炭素削減量の計算方法

  • 2006年CO2排出量(t)竏秩i1990年CO2排出量(t)竏驤€1990年CO2排出量(t)×0.06)=京都議定書目標値までの差(t)(たぶん)
  • 1,274,000(kt)竏秩i1,144,000(kt)竏驤€1,144,000(kt)×0.06)=198,640(kt)

観た映画

アイデン&ティティ

 宮藤官九郎好きの友人が貸してくれた、青春ロック映画。クドカンってとこに引っかかって借りるのを一瞬、断ろうとしたのだが、原作がみうらじゅんということを思い出し、即借用。なんと監督は田口トモロヲであり、なんとなくうれしくなる。中身も、みうらじゅんらしい青いストーリー展開がたまらない作品となっていた。

 バンドブームの最中。主人公の中島は、「悪魔とドライブ」という曲でスマッシュヒットを飛ばしたバンド、SPEED WAYのギタリスト。ロッカーとして、男として、道が見えない中島の前に、伝説のフォークロックミュージシャンのボブ・ディランが現われる。SPEED WAYは、バンドブームを生き残れるのか、そして中島は本当の「ロック」という「生き方」を見つけることができるのか。

 麻生久美子演じる主人公の彼女がいるんだけども、このキャラクターが主人公の精神的な支えとなっている。聖母のようで、かわいくて、自立していて、よき理解者で。。みうらじゅんらしい、理想的な女性像。理想的すぎてちょっと現実味がない。なんか最終的に中島の頭の中にいるだけとか、そんなオチじゃないかと勘ぐっちゃったくらいだよ。この作品は、バンドブーム世代の自己満足(良い意味で)といえる作品であり、このキャラもその産物なのだろうなぁ。

 この作品の中では、多くの場面で選択を迫られる主人公がいる。自分の信念を曲げて、空気を読んで、流れに乗って、それをすることも正しいことかもしれない。でも、それで本当にいいのか? 客観的によく考えなければいけないと再認識させてくれる作品だ。

 最後のSPEED WAYのライブのシーンは、確かに成功したそれではないかも知れない。それでも彼らの顔が輝いていたのは間違いない。

ALWAYS 続・三丁目の夕日

 いわずと知れた、大ヒットを記録した国民的映画の続編。1作目から2年、作中では4ヶ月の月日を経て、「続」と銘打って再登場。笑いあり、涙あり、ゴジラありの人情ラブコメディといっても過言ではない作品である。

 昭和34年、完成した東京タワーをバックに繰り広げられる、人情味あふれる人間模様を、前作同様きもちよく描いている。

 もう、すごいベタベタ。付き合い始めのカップルくらいのベタベタな展開なのに、いや、だからこそなのか、ホンワカとするおいらのこころ。でも、1作目のよさに比べれば、若干劣っているのは否めない。3はないな、これ。あるんだとしたら、前も書いたけど、いっそのこと原作にも時々ある、動物の物語にしちゃった方がいいね。奇跡の旅のような感じでしゃべっちゃった方がいいね。人前では鳴き声だけど、動物同士ではしゃべっちゃうみたいな。ベートーベンみたいにしゃべんないのはダメ。

アイス・エイジ

 3Dアニメーションっつたら、もう絶対、ピクサーなわけなのだ。20世紀FOX(製作:ブルー・スカイ・スタジオ)なこの作品になぜ興味を持ったかといえば爆笑問題の太田光が声をあてていたからに他ならないのである。その昔、毎週のように聴いていたTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」のなかで、話題になったからなのだである。

 この作品の少し前、ピクサー作品である「モンスターズ・インク」に田中裕二が声をあてており、太田は相当悔しがっていた。そこにきてのこの作品への声優オファー。喜び自慢する太田の様子を聴いてしまっては、もう観るっきゃないっ! って感じですよね。

 氷河期に出会ったマンモスのマニーとナマケモノのシド。拾った人間の子供をその親に届けるべく、共に旅を始める。旅の途中でサーベルタイガーのディエゴに出会うのだが、彼の目的はその子供を奪うことだったんだけども。。という物語。

 なんというか、全体的にちょっとCGのレベルが低い感じ。2002年の作品だとしてもピクサーと比べると、自然さがなく、とても「CGっぽい」。ただ、太田の声優っぷりはなかなかよかったし、いろいろな映画へのオマージュが詰まっていそうで好感度は高い。「未知との遭遇」とか、「フルメタルジャケット」とかなんとなく気づくくらい入れているしホントはもっといろいろあるんだろうなぁ。。

レッドクリフ Part1

 自分の国の歴史も微妙なのに、他国の歴史に手を出してはいかんだろうなぁ、と思って手を出さないシリーズのひとつ、三国志。イメージとしては、KOEIのゲームって感じだった、コレをみるまでは。この作品は、三国志のひとつのハイライトである、「赤壁の戦い」を映像化したもの。

 端的にいうと男たち、いや、もうむしろ漢とかいて「おとこ」と読むようなやつらが、自らの国、欲望、正義のために、意地、プライドをかけて戦う話なのよ。

 そもそも、赤壁の戦いってやつが、三国志の一部でしかないから、三国志を知ってる人のほうが楽しいのだろうなぁ、と思った。一応、最初に日本人向け説明映像があるんだけど、さすがに細かい人間関係(劉備がなんであんなに慕われてんの?とか。)まではないからなぁ。。それでも迫力満点の映像や、テンポのよさ、お決まりの白いハトなど、予備知識がなくても十分楽しめる作品であることは間違いない!(つか、白いハトは予備知識か、、)

ハッピーフライト

 矢口史靖監督作品だってなもんで、「スウィングガールズ」がすごく好きなおいらとしては、みるっきゃない!ってことで安易に観てみました。結果、おもしろいっちゃおもしろいんだけどねぇ。。という作品でした。いや、みないほうがいいよ、とかそういうおもしろくない作品ではないんだけど、なんというか、うーんと、「飛行機が安全に飛べるのは、こういう人たちが、こういう努力を日々しているからなんだよー」という、お仕事紹介ムービーになっちゃってた。あと、めちゃくちゃ笑い声のうるさいおっさんがいたし、なんだかなぁ、、って感じなんです。後者は、誰のせいでもなく、気にするおいらのせいです。すいません。

 内容は、地味に豪華な俳優陣がおおくりするフライト(小)パニック映画。ホノルル行きの便で起こる、乗客トラブル、乗務員トラブル、機体トラブル。仕事に恋にアクシデントに、笑いあり涙ありのエアポート賛歌。

 ディスパッチャー役の肘井美佳関めぐみ(東京ガスのCMでロボットの人)にみえたとか、レーダー室管制官役のいとうあいこ松下奈緒(ピアノも弾ける女優)にみえたとかいうことは内緒である。オペレーション・ディレクタ役の岸部一徳はお得意のダメダメそうなおっさん→すごいおっさんっぷりがすばらしいし、職人気質なライン整備士役の田中哲司はかっこよかったね。田畑智子も、軽いドタバタっぷりが最高。そしてなにより、グランドスタッフ役の平岩紙がCanonのCMと共に気になる師走の年の瀬。

下妻物語

 年末、チャンネルひねったら、丁度はじまってたためにみてしまった映画。みてしまったと書きつつ、この作品はみて損のない、というか得ばかりな(というほどの得があるかわからんけども)映画であるといっても過言ではないくらい、面白映画であった。

 なんとってもその空気感が特徴だろう。独特な笑いを、独特な展開を、テンポよく入れていく様は、今さらながら新しさを感じるし、なんか全体的に色彩がビビットなのも「オズの魔法使い」のカラーの演出のごとく、日常のちょっととなり感をかもし出している気がしないでもない。

 この作品、中島哲也という人が監督・脚本を勤めている。この人、世にも奇妙な物語の名作、ともさかりえ主演のドタバタSF喜劇「ママ新発売!」の演出もしていたらしい。あの時は、感動すら覚えた。別に感動を覚えた木村拓哉主演のバカSF喜劇「BLACK ROOM」も同じ人かなぁ、とおもったらちがった、、石井克人って人でした。でも、訂正してお詫びしないからな! まだ、そうだっていってないし! 麻生さんが漢字読めないことよりも、自局の女子アナが漢字読めないことを危惧しろよな! そこを訂正してお詫びしろよな! 麻生さんの仕事は感じを読むことなんだから、漢字は読めなくたってそこは問題ではないんだから。アナウンサーは漢字を読むことが仕事なんだから、そっちの方がマズいだろ。つか、どっちの人も、どっちのかんじも読めるのが一番いいけども。。

 なんかだいぶ話がそれたけども、要は「パコと魔法の絵本」をみたい、ということに他なりませんな、これ。

四日間の奇蹟

 原作をいい具合で忘れていたし、テレビのチャンネルひねったら、丁度はじまってたためにみてしまった映画。たんたんと、たんたんと進んでいくイメージがある。丁寧に描いているのだが、千織がたびたび真理子になってしまう描写は違うだろ、という感じ。これじゃ単なるSFファンタジーじゃん。千織と真理子が長風呂だったから、ある種、別の捉え方もできる作品というところがミステリっぽくておもしろいところなのに。

 でも全体的にはよくできていて、特に千織役の尾高杏奈いてこその作品だと思う。見て損はないんだけど、結局、純愛ブーム的な流れに乗ってしまった作品にも見えてしまう。いや、佐々部清っぽいっちゃぽいんだけど。おいらとしてはこの作品をつくる上で「愛」をベースに「魂」的な存在を認めたらダメなんだよなぁ。。

 

読んだ本

食堂かたつむり (小川糸)

 なんだか、かもめ食堂的な、そんな作品かと思いきや、いきなり主人公の声が出なくなっちゃったり、お母さんが病気になったり。一歩まちがえば携帯小説かっ!とも突っ込みたくなるような作品であった。

 途中までの、食に対する描写と、エルメス(豚)の解体のギャップが印象的で、食べるということは、何かを犠牲にして、自分が生きていくということに他ならないのだなぁ、と「ブタがいた教室」のような感想を抱いた。主人公と食とおかんの関係も希薄で、内容が散漫で、結局何を書きたかったのかしら。。といった感触。携帯小説のように、パーツの羅列に過ぎないのか、はたまた深い意味があるのか、そもそもおいら、携帯小説を読んだことがないくせに偏ったイメージを持っていてよいのか、すべて定かではないのである。。

血脈の火 (宮本輝)

 流転の海、第三部。伊予から、大阪に戻った松坂一家の生活を感情たっぷり、説教たっぷり描く、父と子の物語。いつよんでも、そんなに感情って複雑、、? と思ってしまうほどキャラクターみんなが思慮深い。

 時代背景もあいまってか、確かに大変な時代であるのだが、なんというか生きる活力ってのがあふれている作品であるように思った。まぁ、熊吾のお母さん以外はですけども。

 つかね、もう忘れちゃってるね、内容。読み終わってから2ヶ月くらいたって感想を書くもんじゃありませんよ、これ。作者にも失礼ですよ、おれ。

夏の庭 竏探he Friends竏驤€ (湯本香樹実)

  • ★★★★★
  • 夏の庭 竏探he Friends竏驤€
    ASIN:4101315116:image:small#作品情報作品情報

 第26回日本児童文学者協会新人賞を受賞した本作は、少年たちの、おじいちゃんとの友情と、生きること、死ぬことを上手に描いた秀作。児童文学として最高だし、大人が読んでも十分楽しめ諭される良作である。

 もともと、この作品は三國連太郎が出演していた映画版を先に見ていた。その作品がとてもよい映画で、作品名を覚えていたのだ。改めて調べると、監督が相米慎二。ある種の「家族」を描き出す手腕、さすがである。しかしこの作品はDVDで発売されていない。残念でならないよ、マジで。

 小さい頃、絶対に湧く疑問。それは赤ちゃんがどこからkじゃなかった、人が死んだらどうなるのか、という疑問である。例にもれず、3人の少年もその答えを知りたくなるのである。そこで、近所の廃屋のような家でひとり暮らすおじいさんの「死の瞬間」を見ようと監視を始める。

 大人になると、この種の疑問は、なんとなく消えてしまうが、解消されるわけではないのだよなぁ。なんというか、考えても答えがないから、考えることをやめちゃってるだけなのかもしれないなぁ。いつか、自分の子供とかに、この種の疑問をぶつけられたとき、はぐらかすんじゃなく、ちゃんと対話できる大人になりたいものである。

阪急電車 (有川浩)

 図書館戦争で一世を風靡した感の強い有川浩。NHKのトップランナーに出ていたときに、女性だったことをはじめて知り、ちょっぴり驚いたエピソードを交えつつ、おいらの中では北村薫がおじさんだったときの衝撃の方が大きかったというどうでもよいことを比較しつつ。阪急電車の今津線を舞台に繰り広げられる恋模様を描いた恋愛小説。

 登場人物たちが駅から駅の間にニアミスし、交錯し、それぞれの愛を見つけたり見失ったり、ラジバンダリ。基本的に、いわゆるいい人は報われ、悪い人は傷つく勧善懲悪もの。もともと、ライトノベル出身の作者なだけに、その傾向が如実に出ているのかもしれない。といいつつ、勝手においらの中で「ライトノベル=勧善懲悪ものが多い」という図式を持っているだけなのだが。。しかし、心のいい人、行いのいい人が報われる、本当にそんな世の中であればいいのに。みんな、自分の権利ばっかり主張しているけど、そんなことを主張できるようなまっとうな生き方をしてきたのか、一度よく考えてほしいと思うことが多い今日この頃にある中で、小さな幸せを感じることができる作品。

空想科学読本6 (柳田理科雄)

 久々に読んだ、空想科学読本シリーズ第六弾。いつのまにやら出ていた、空想科学読本5をよみ飛ばしつつ、ほくそえみながら読んでみた。

 今回は、アンケートをもとにした分析、解析となっている。加えて、大幅加筆したとはあるが、図書館通信というFAX通信で連載されていたもののためか、内容がちと薄い。。だいたい10P以内には1個の主題が終わってしまう。また、割と若者向けのためか、なじめる空想科学ヒーローが少なかったのも減点対象、、って、これはおいらがおじさんになった、ということを認めたくないだけなのかもしれないなぁ。。つったて、鋼の錬金術師とか、NARUTOとかいわれてもなぁ。。しかも作者もにわか知識で書いている作品もあるから、作品設定と矛盾した解説をしているところがあり、なんか悲しい。

 それでもこれまでと同様に、作品に対する皮肉、ツッコミ、それを包み込むあふれんばかりの空想科学世界に対する愛が感じられる作品であることは確かだ。そしてやっぱり、近藤ゆたかのイラストは笑えることも確かだ。

のぼうの城 (和田竜)

 史実を忠実に再現しながら、かつ大胆にアレンジされているであろう、歴史ロマン小説。帯に「王様のブランチ云々、、」と書かれていたので、「一瞬の風になれ」のときと同じく、イラッとしながら読んだが、そんな気持ちは序盤の水攻めの描写に押し流されること請け合いである。

 ときは1590年。太閤秀吉が天下統一のために、小田原征伐を開始。秀吉は、三成に館林城、忍城攻めを命じる。三成方軍勢2万、成田方軍勢2千。落城は容易であるかに思えた戦だったのだが、忍城には三成が想像もできぬ、得も知れぬ敵が潜んでいたのだった。

 コレはホント、うまいこと映画化すれば、レッドクリフにも勝るとも劣らない作品となること間違いない!(なつかしの長井秀和風)といえるほど、手に汗握る展開、演出。そしてなんといっても、戦国の世の人々のかっこよさ、農民のたくましさの描き方が秀逸。結局この作品も、勝ったのは農民といっても過言ではない気がしないでもない。

シャドウ (道尾秀介)

 登場人物の真意はすべて書いてあるのに、真実が読み取れず、ミスリードしてしまう。真実が明かされたあと読み直すと、記述されている真意がきちんと伏線となっている。道尾秀介らしい(っつーか2冊しか読んでないけど。。)、古典的かつ巧みなミステリ手法に脱帽な、本格ミステリ小説。

 妻に先立たれた相模医科大学に勤める洋一郎は、悲しみよりも、自分自身が死んでしまったような感覚にとらわれていた。しかし、息子・凰介のひと言で、抑えていた悲しみがあふれ出てしまう。その凰介は、父・洋一郎の学生時代の友人・水城の妻・恵に声をかけられたとき、幼い頃の記憶がよみがえる。それは汗ばんだ裸の男女が交わっている映像だった。その1週間後、恵が自殺を遂げる。。

 複雑に見える人間関係や、端々の伏線が気になってしまい、自分の中での事件があらぬ方向にどんどん持ってかれているのに、それにはまったく気づかずに、「この人がきっとこの人とあれでこうなっているわけだなっ!」と決め付けてしまう。作中に出てくる「確証バイアス」という心理現象にまんまと陥ること請け合いのよい読後感たっぷりの良作。


聴いた音楽

東京事変

 東京事変っていえば椎名林檎で、椎名林檎っていえばナース姿で鏡を蹴りでぶち破って、というマジカルバナナが成立する世代のおいらとしては、東京事変はなんとなく避ける傾向があったよ。でも、聴いてみると思っていたよりジャジーというか、スカっぽい曲が多く驚いた。それでも歌詞カードにあふれる昔ながらの漢字には右翼っぽさを、鳥肌実っぽさを感じずにはいられないおいらなのであった。

aiko (あいこ)

 2007年の大晦日に、小さな体で大きなパフォーマンスをみせてくれたaikoの四季シリーズの春を買ってみた。等身大らしい歌詞の内容に、曲調に、共感は覚えないが、心地よさは感じる。大塚愛とaikoって、曲調とか曲の内容とか結構にてると思うんだけど、そう思うのはおいらだけ?そんで、似てるのに、何でファン層がこんなにも食い違う(大塚愛はM1層、aikoはF1層のファンが多い気がする)のだろうかと不思議に思う、大晦日。

 それでも残念なのは、シークレットトラックが、最後のトラックに無音声を数分間入れたあとの同一トラック上に入っていること。おいらの使っているSD-Jukeboxだと長い1曲になってしまうのです。。なかなかシークレットトラックの曲を聴く気になれない、冬の夜。


観た(観る)テレビ

M-1 2008

 いや、NON STYLEで文句なかったです、おいらは。たしかにオードリーもおもしろかったけど、最終決戦のネタだけで比べたらNON STYLE。イキリストネタしかみたことがなかったおいらにとってはNON STYLEのネタが新鮮だった半面、オードリーのネタのパターンはしってたからなぁ。。

 前評判の高かったナイツ、キングコングだったけど、ナイツはまだしもキングコングは今回は、、、って感じだった。去年のお株(ドタバタハイテンションコメディ、、っつーかあの漫才の途中でコントになるのって漫才なの?コントなの?そもそも、コントと漫才って違うのか?コントは漫才にネストされんの?)を完全にNON STYLEに奪われた形になってたように思ったよ、おれは。

第59回NHK紅白歌合戦

 いろいろ突っ込もうと思ってたんだけど、すっかり旬を過ぎてしまったよ。。

 司会者、紅白応援隊はいいとしてだ。さだまさしを呼ばないとはどういう了見?紅白終わりの行く年くる年終わりに、今年も「今年もやります! 2009年新春生放送 年の初めはさだまさし」を放送するというのに。歌手なのに、年末にNHKに行くのに、紅白に出ないというのはある種のおもしろさはあるけども。あと、おいらの中で有力視していたmihimaru GT、中川翔子もおちた。特に後者は、2008年通してNHKにちょくちょく出演していたにも関わらず、なんで落選か微妙である。そして、ついにモーニング娘。が落選。ハロー!プロジェクトからは、Paboとして出場する里田まいだけであり、アップフロントエージェンシーとしての出場は0組。ひとつの時代の終焉を感じる出来事となった。

 んまぁ、なにはともあれ今年も楽しみにしてますよ!


行った旅行

紅葉狩り

紅葉狩りその1

紅葉狩りその2

 今さらながら、紅葉狩りに行った。いやー狩ってやったよ、もみじやらいちょうやら。きっと、おいらたちに優しくしてくれない都会でのストレスやらうっぷんやらをどこかにぶつけたかったに違いない。しかし、なんというか、紅葉を狩っても別にストレスやらうっぷんやらは解消されないなぁ。。紅葉だけに、気分が高揚するくらいであったなぁ。そして、さむかったなぁ(おいらのネタがではなく、気候的な話ね)。

 青梅の御嶽ってとこにいってきたんだけども、なんか道端で銀杏とか売ってたけど、お金とかおきっぱなしで店員さんとかいなくて、これダイジョブなのか?と心配になってしまったよ。。

紅葉狩り+鉄塔+飛行機雲

 何はともあれ、なかなかきれいな紅葉が見れたし、しかも山深いところにある鉄塔もみれたしおもしろかった。なんかタイミングよく、いいところに飛行機が飛んでたりして、妙に興奮したよ。ちなみにこの鉄塔は、料理長型の女性型鉄塔。というか、鉄塔で思い出したけど、今年の夏、鉄塔 武蔵野線を巡る旅をしたんだけど、ぜんぜんまとめてないや。。これどうすんだろうなぁ。ちなみに半分くらいまでしかいけませんでした。来年もチャレンジするかどうかは、、うーん多分やらんなこれ。


参考サイト


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コメント

鉄筋 (2009年01月07日 14:24)

やっとアイデン&ティティのレビューが出たな。

まぁ簡潔に言うと、みうらじゅんは神ってことでOKだよな。彼は健全な青少年の育成には欠かせない存在です!


てかスケルトの新曲出るらしいよ。PVでオードリーが出演してるらしい。yahooニュースにも出てたし、いつのまにか随分と有名になったな。。。

モコ (2009年01月09日 00:25)

いやー、みうらじゅんは神っていうか、
もうむしろ仏だよね。。仏像好きだし。

マイブーム、ゆるキャラ、DTって言葉をつくったみうらじゅん。
健全な青少年の育成には欠かせないねっ!


「夏恋」の次は、「冬唄」だそうだよ。
「マイフレンド」とあわせて、青春三部作らしい。。
つか、春と秋とあわせてほしい気がしないでもないよなぁ。
なんか、アルバムもでるっぽい。よーし、いっちょ聴いてみっか!

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